クリスチャントゥデイは2020年、1300本以上のニュースや論説、コラムなどを配信してきました。その中から、アクセス数に基づいたトップ10ニュース(国際編)を発表します。(国内編はこちら)
【10位】「神は痛みを無駄にしない」 牧師の夫を自殺で亡くした3児の母の証し
2年前、礼拝出席者数約2500人の教会の主任牧師を務めていた夫がうつ病により自殺し、3人の幼い息子たちと共に残されたカイヤ・ストークレインさんが9月、著書を出版しました。カイヤさんは、キリスト教界から精神疾患や自殺に対する「烙印」を取り除くことが、自身の神から与えられた使命だと考えているとし、「うつ病は物理的な疾患です」「イエス様を愛する私たちは、暗闇やうつ、不安、自殺願望の中にいる人たちを真に愛するよう召されています」と話しています。
【9位】新型コロナ、信徒1万人を超える米メガチャーチの牧師たちはどう対応?
新型コロナウイルスが世界中でまん延し始めた3月、信徒が1万人を超える米国のメガチャーチはどのように対応したのか。日本でも邦訳書が出ているリック・ウォレン牧師が牧会するサドルバック教会など、5つの大型教会の対応をまとめました。
【8位】新型コロナウイルスに負けずマスク配布し伝道、武漢のクリスチャンに市民から感謝の声
新型コロナウイルスの発生地とされる中国・武漢では、いち早く都市封鎖の措置が取られました。そうした中、武漢のクリスチャンは黄色い防護服を身にまとい、マスクや必要物資と共にトラクトを配布する伝道を積極的に行いました。マスクや必要物資が不足する中、こうした活動は当局や病院、ノンクリスチャンの市民からも好意を持って受け止められました。
【7位】聖書20巻を丸暗記 「聖書暗記男」が伝授する聖句の覚え方
聖書66巻のうち20巻を丸暗記し、「聖書暗記男(Bible Memory Man)」の異名を持つトム・マイヤーさんが、聖句の覚え方を解説しました。マイヤーさんによる聖句暗記のポイントは、「読む」「聞く」「書く」を基本とした3要素。マイヤーさんはエルサレムに4年間、留学していた経験があり、そこで聖書を暗記することに真剣なユダヤ人や現地のクリスチャンたちと出会ったことが大きな刺激になったと話しています。
【6位】新型コロナ対策責任者のペンス米副大統領、ホワイトハウスで祈るも賛否
ホワイトハウスが、マイク・ペンス米副大統領と米国の新型コロナウイルス対策チームが共に祈る写真を公開したところ、思わぬ形で議論が起きました。「共和党は祈りでウイルスを止めようとしている」と揶揄(やゆ)する声が上がる一方、祈り自体は多くの米国人がしていることだとし、こうした批判自体が米国社会の「深い断絶」を象徴するものだとする声も上がりました。
【5位】「ラルシュ」創設者のジャン・バニエ氏、女性6人に性的虐待
昨年5月に90歳で亡くなったフランス系カナダ人のカトリック思想家ジャン・バニエ氏が生前、6人の女性に性的虐待を加えていたことが2月、専門機関の調査で判明しました。バニエ氏は、知的障がいを持つ人と持たない人の共同体「ラルシュ」の創設者として知られていました。虐待は1970年から2005年にかけてフランスであり、被害を受けたのは全員が成人女性で、いずれも障がい者ではなく、中には修道女もいたとされています。
【4位】25日に全世界で「主の祈り」を 教皇、新型コロナ対応で呼び掛け
ローマ教皇フランシスコは、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に一致して対応するため、3月25日正午(日本時間同日午後8時)に、全世界のクリスチャンが一斉に「主の祈り」をささげるよう呼び掛けました。また27日午後6時(同28日午前2時)には、通常は復活祭とクリスマスの年2回しか行わない使徒的祝福「ウルビ・エト・オルビ(ローマと世全界へ)」を伴った祈りを導きました。
【3位】教会で新型コロナウイルスの感染拡大、主任牧師含め16人 シンガポール
新型コロナウイルスの感染拡大初期の2月、シンガポールのグレース・アセンブリー・オブ・ゴッド教会で、当時としては同国最大となるクラスター(集団感染)が発生し、ウィルソン・テオ主任牧師ら16人が感染しました。テオ牧師はその後回復し、3月に3週間ぶりに伝えた礼拝メッセージでは、神がこの試練の期間、教会に多くの御業を行われたとして、「われわれは再び立ち上がる」と力強く語りました。
【2位】イタリアでカトリック司祭28人死亡、新型コロナ感染で
新型コロナウイルスによる被害が拡大したイタリア北部では、高齢のカトリック司祭が相次いで亡くなりました。カトリック系のCNN通信のまとめでは、3月19日までに司祭28人が死亡、さらに25日までに司祭71人が亡くなりました。
【1位】バイデン氏、聖書の書名読めず「炎上」 報道しない米主要メディアに批判の声
熱心なカトリック信者として報道されていた前米副大統領のジョー・バイデン氏が11月、収穫感謝祭のスピーチで聖書を引用する際、詩編に関わる単語の発音を2度にわたって間違えたことで「炎上」しました。聖書の書名の読みに関しては、ドナルド・トランプ米大統領も4年前の大統領選時、間違いがあったと指摘されたことがありましたが、両者に関する主要メディアの報道姿勢には温度差があり、ダブルスタンダードだと批判する声が上がりました。