プロライフ活動に長年従事してきた「小さないのちを守る会」前代表の辻岡健象(つじおか・けんぞう)牧師が16日、死去した。89歳だった。葬儀は20日午後1時から、日本福音キリスト教会連合中野島キリスト教会(川崎市多摩区中野島6-14-3)で行われる。
1933年、和歌山県生まれ。大学卒業後、7年間ビジネスパーソンとして活躍。その後献身し、聖書神学舎卒業後、20数年間牧師として奉仕。84年、小さないのちを守る会設立。同会代表として、人工妊娠中絶によって失われる胎児のいのちを守るプロライフ活動に長年従事してきた。
米国で数万人の参加者を集めて毎年開催されるプロライフ行事「マーチフォーライフ(いのちの行進)」の日本開催の呼びかけ人の一人。著書に『小さな鼓動のメッセージ』など。本紙では2014年から15年にかけ、連載コラム「小さないのちと私たち」を執筆した。教育学博士。