8日午前11時半ごろ、奈良市の大和西大寺駅近くで街頭演説をしていた自民党の安倍晋三元首相が銃で撃たれて病院に搬送され、午後5時3分に死亡が確認された。67歳だった。
国内主要各紙が報じたところによると、安倍氏は血を流して倒れ、ドクターヘリで奈良県橿原(かしはら)市の県立医科大付属病院に搬送された。現場では、警察が奈良市在住の職業不詳、山上徹也容疑者(41)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。
安倍氏が銃撃されたとの報道を受け、ソーシャルメディアなどを通じていち早く声を上げた人々は多く、その中には国内のクリスチャンも複数いた。
日本維新の会の参院比例区第30支部長である金子道仁(みちひと)牧師(52) は全選挙活動を中止すると発表。「安倍元総理の回復のため、またこの国のために祈りましょう」と述べた。
安倍元総理が奈良市内で演説中のところを背後から散弾銃で胸を撃たれたことをうけ、全選挙活動を中止することといたします。
安倍元総理の回復のため、またこの国のために祈りましょう。
— 金子みちひと (@kanekomichihito) July 8, 2022
日本CBMC理事長の青木仁志(さとし)氏は「許されない暴挙!国のために生きて来た指導者を襲うとは」と怒りをあらわにした。
国が崩れていく。
許されない暴挙!
国のために生きて来た指導者を襲うとは。
警備にも問題あり!
国家の要人を警護出来ない国の体質にも疑問を感じる! https://t.co/STsyLmtpYP— 青木仁志|アチーブメント CEO (@aokiachievement) July 8, 2022
日本基督教団王子北教会牧師の沼田和也氏は安倍氏の回復を祈り、「ニュースを見て深く心を痛めておられる方々に、慰めがありますように」と願った。
安倍元首相の回復を祈ります。
また、ニュースを見て深く心を痛めておられる方々に、慰めがありますように。— 沼田和也(王子北教会牧師) (@numatakazuya) July 8, 2022
刑務所伝道ミニストリー代表で「罪人の友」主イエス・キリスト教会牧師の進藤龍也氏は、事件当日の朝、政治家たちのために祈ったばかりだったという。テロ行為は断じて許してはならないとし、「我らの神は天地の造り主です。揺るがされず立ち続けましょう」「主よ。祈る我々を覚えてください。この国はあなたのものだからです」と述べた。
テロ行為は断じて許してはなりませぬ。我らの神は天地の造り主です。揺るがされず立ち続けましょう。今朝、政治家たちのために祈ったばかりでした。主よ。祈る我々を覚えてください。この国はあなたのものだからです。
— 進藤龍也 (@tsumitomo893) July 8, 2022
クリスチャンで元プロ棋士の加藤一二三氏は、大変衝撃を受けたとし、「速やかな御快復を心より祈るばかりです」と投稿した。
大変衝撃を受けております。
速やかな御快復を
心より祈るばかりです。— 加藤一二三@音声サービスNow Voice一日一話更新中 (@hifumikato) July 8, 2022
認定NPO法人「抱樸(ほうぼく)」理事長で日本バプテスト連盟東八幡キリスト教会牧師の奥田知志(ともし)氏は、憎しみを消し去ることができるのは愛だというマーティン・ルーサー・キング牧師の言葉を引用。時代の空気が暴力的になっていくことを危惧しつつ「安倍元首相の回復を心から祈りたい」と述べた。
「暴力を暴力で返すことは、暴力を増殖し星のない夜の闇をさらに深めてしまう。闇に闇を追い払うことはできない。できるのは光のみ。憎しみに憎しみを消し去ることはできない。できるのは愛のみ」キング牧師の言葉。
時代の空気が暴力的になっていくことが心配。
安倍元首相の回復を心から祈りたい。— 奥田知志(NPO抱樸/牧師) (@tomoshiokuda) July 8, 2022