五旬節の日になって、みなが一つ所に集まっていた。すると突然、天から、激しい風が吹いて来るような響きが起こり、彼らのいた家全体に響き渡った。また、炎のような分かれた舌が現れて、ひとりひとりの上にとどまった。すると、みなが聖霊に満たされ、御霊が話させてくださるとおりに、他国のことばで話しだした。・・・あの人たちが、私たちのいろいろな国ことばで神の大きなみわざを語るのを聞こうとは。」人々はみな、驚き惑って、互いに「いったいこれはどうしたことか」と言った。(使徒2:1~12)
今日の聖書箇所から、聖霊が弟子たちの上に下って、どのような現象や事柄が起こったかを学んでいきたいと思います。
1. 御霊の働きで他国の言葉を語り始める!
ペテロや弟子たち、120人ほどのガリラヤの人々が皆、聖霊に満たされ、他国の言葉で話し出し、全く予想もしていなかったことが聖霊によってなされました。言葉における奇跡がそこに起こったのでした。神様が私たちに与えてくださった恵みの一つは、人が言葉を語ることができることです。言葉を通して神の御旨、神様とのつながり方、また、恵みを私たちに教えてくださいました。一つの民族だけが恵みを受けたのでなく、エルサレムに集まっていたあらゆる国の人々の生まれ故郷の言葉で福音が語られたことを目撃し、体験したのでした。
2. 多くの地域から集まった多くの人々の存在!
数多くの地域からたくさんの人々がエルサレムに集まっており、聖霊による言葉の奇跡を目撃し、体験し、その奇跡は人々によって分かち合われました。神様が聖霊を注いで私たちに与えてくださる恵みは、学問として学ばれるものや限られた特定の神学者だけのものではなく、ありとあらゆる国や地域の人々が目撃し、体験できるものであることを感謝したいと思います。神の御業、恵み、奇跡は、私たち生きる人間のためのものであり、そこに全ての人々が神によって招き入れられていることを心から感謝したいと思います。
3. さまざまな言葉で神の御業の証し!
その奇跡を目の当たりにした人々が一番驚いたことは、弟子たちがさまざまな国の言葉で話し出したというだけでなく、彼らが皆、神の御業、イエス・キリストによる救いと永遠の命の恵みを証しするのを聞いたことでした。まさに聖霊が働かれる教会として集っていることを知りたいのです。そして、単に教会に聖霊が働かれるというだけでなく、この年の後半、弱い私たち一人一人も聖霊によって恵まれ強められ、イエス様の証し人となれるように変えられていきたいと思います。神の大家族として共に恵まれていきましょう。
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