神によって生まれた者はだれも罪を犯さないことを、私たちは知っています。神から生まれた方が彼を守っていてくださるので、悪い者は彼に触れることができないのです。私たちは神からの者であり、全世界は悪い者の支配下にあることを知っています。しかし、神の御子が来て、真実な方を知る理解力を私たちに与えてくださったことを知っています。それで私たちは、真実な方のうちに、すなわち御子イエス・キリストのうちにいるのです。この方こそ、まことの神、永遠のいのちです。(1ヨハネ5:18~20)
今日のメッセージのテーマは、神から与えられる「永遠のいのち」です。私たちはクリスチャンでありながら、自分の人生にとって必要なもの、この世的なことを祈ることが多く、目に見えない霊的な価値を求めて祈ることが減っていると思います。もちろん神は、私たちの生活の隅々まで恵んでくださるのですが、霊の世界にまで救い主イエス・キリストの恵みが続くものであるということを心から感謝しましょう!
このヨハネの手紙の著者は1章の冒頭で、「私たちは、天地宇宙のはじめから存在している方を見、触れ、体験した。その神の御子である救い主イエス・キリストに会ったとき、この方こそが永遠のいのちであることを知った。その方が、私たちと共におられるのだ」と記しています。そして、今日の聖書箇所は、その締めくくりの部分にあたります。
兄弟姉妹、クリスチャンに与えられる最大の恵みは「永遠のいのち」です。実は、この「永遠のいのち」が約束されており、この希望があったからこそ、イエスと弟子たちの時代から2千年にわたり、教会のメッセージは伝え続けられてきました。その間には、戦争や貧困、迫害など、私たちから見れば幸せには見えなかったクリスチャンもいたのです。でもそんな彼らもイエスの恵みを伝えることをやめませんでした。この地上での幸せを手に入れることはなかったとしても、「永遠のいのち」の世界、イエスと共にいつまでも生きる世界へと歩んでいく、その平安があふれていたのです。
クリスチャンである私たちの一番の基本は「永遠のいのち」に根ざす自分を見いだすことにあります。3つの事柄を確認したいと思います。
1. 神の世界に生きるか?罪の中に生きるか?
現世的な世界に生きながら、自分に問いかけたいと思います。日本人は、何事も曖昧なところがありますが、「私は神の恵みの中で生きる、悪の働きから切れた者である」と、はっきりと信仰を働かせる者になりましょう! 世の中の汚れはなくなりません。ですから私たちは、神の恵みに生きるか、罪の中に留まるか、信仰による明確な判断が必要です。私たちは、神の世界に生きることを決断しましょう。
2. 神によって生きることを選び取ろう!
救い主イエス・キリストによって生まれ変わらせていただきましょう。神によって生まれさせていただき、神の子どもとして生きていけることに感謝しましょう! そのためには、イエスを自分の救い主として信じることが大切です。イエスが私たちを愛してくださったように、あなたもイエスを愛すこと、神の子どもとして歩んでいくことを忘れてはいけません。
3.「永遠のいのち」が与えられている!
イエスを信じ愛し、常にイエスと共にいるならば、「永遠のいのち」そのものであるイエスの「永遠のいのち」をそっくりそのまま私たちも頂けます。このことを胸に刻み込みたいと思います。これがクリスチャンであることの最大の恵みです。日々の必要だけでなく、ぜひ自分の将来、未来を、自分の地上での死のことを祈ってください。イエスと共にいつまでもいるということを時に瞑想(めいそう)し、だから、どんな状況にあっても平安です、とイエスに告白してまいりましょう。
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