またある役人が、イエスに質問して言った。「尊い先生。私は何をしたら、永遠のいのちを自分のものとして受けることができるでしょうか。」…「そのようなことはみな、小さい時から守っております。」イエスはこれを聞いて、その人に言われた。「…まだ一つだけ欠けたものがあります。あなたの持ち物を全部売り払い、貧しい人々に分けてやりなさい。そうすれば、あなたは天に宝を積むことになります。そのうえで、わたしについて来なさい。」すると彼は、これを聞いて、非常に悲しんだ。たいへんな金持ちだったからである。(ルカ18:18~23)
夏から秋への季節の変わり目ですが、私たちも歩みを整えて信仰を Rebuild させて、神様からの素晴らしい収穫を期待しましょう。気を付けたいのは、コロナ禍で否定的な思いや不満やイライラが溜まっているようで、誰かを責めて悪者にする嫌なエネルギーが世の中にあふれていることです。そんな中で、私たちはイエス様の愛と聖霊の恵みに満たされたいと思います。
今日の聖書箇所では、ある裕福な役人が、どうしたら永遠の命を頂ける確信が持てるかとイエス様のもとに聞きに来ました。この人は真面目で信仰熱心で、決してイエス様を試したり、自分の正しさをひけらかすつもりではなかったと思います。私たちが成長し神様からの祝福を頂くためのポイントを3つ挙げます。
1. イエス様は必ずアドバイスを下さる
イエス様の前に立つならば、完全な救い主であるイエス様が、必ずアドバイスや励ましのお声掛けをしてくださいます。どんなに頑張っていても、私たちは完全ではありません。神の前に出るとき、イエス様はアドバイスを必ずお持ちです。イエス様と向き合い受け止める備えをしましょう。
2. 欠けたところが一つある
完璧な神様から見れば欠点だらけの私たちに「欠けたことが一つある」とイエス様は言われます。イエス様は決して私たちに完璧主義を押し付けたりはなさいません。私たちを愛し、私たちの身代わりに死んでくださった主は、私たちの弱さ、罪深さをご存じです。さて、あなたに今、一つだけ欠けたものは何でしょう。イエス様から指摘された成長のためのポイントを受け止めて、今、行動してまいりましょう。
3. 不信仰の致命傷にならないように
イエス様から指摘された欠けたところを修正し行動することは、裕福な役人にとっては、実際には難しくなかったはずです。彼がイエス様のお言葉に従って行動していれば、何倍もの祝福を返していただけたはずです。しかし、イエス様からの恵みを頂くことより、自分のものを惜しんだのです。たった一つの欠けたところが、彼にとって致命傷になりました。
神様の恵みから自分を遠ざけることのないように注意しましょう。霊的な時間をイエス様と過ごし、イエス様と向き合いましょう。きっとイエス様はあなたに、導きや励ましやアドバイスを下さり、それを今、行動に移すなら、私たちの成長を喜び、助けてくださいます。
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