東京神学大学(東京都三鷹市)は21日、同大のウェブサイトで「新型コロナウイルス感染拡大防止のための活動制限指針」を発表した。新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、現在のレベルを6段階中3番目に厳しいレベル3とし、原則通学生は自宅での遠隔授業とするなど規制を強める。
発表によると、この活動制限指針は、国や東京都のステージやレベルを考慮しつつ、同大独自に作成。小規模単科大学のため、教室の使用に際しても3密を避ける十分な対策を講じることができる分、他大学とはレベルの判定も異なるとしている。今回の発表では、判断基準、授業形態、図書館、キャンパス活動、事務職員の各項目について基準を示した。
レベル3は「東京都に緊急事態宣言が発令され、大学への自粛要請はない場合」が判断基準となっている。授業形態では、原則として寮生を中心とした対面授業と通学生の自宅での遠隔授業を併用し、授業日程の変更と授業数の削減を実施する。キャンパス活動では、▽3密を回避し換気に努める、▽構内でのマスク着用、▽学生寮においてもマスクを着用し集団での会食は避ける、▽ラウンジの使用は夜8時まで、などの制限を設ける。
事務職員については、▽感染拡大防止に最大限の配慮をして時差出退勤に努める、▽交替で休暇取得に努める、としている。図書館の利用については、感染拡大防止に十分注意した上で入館は可能だが、開館時間を短縮し入館者数を制限。在学生と非常勤を含む教職員のみが入館を認められ、学外者は利用できない。閉架書庫への立ち入りは禁止とする。