キリスト教系の国際NGO「チャイルド・ファンド・ジャパン」は、書き損じた年賀状や未使用の切手を集め、コロナ禍にあるアジアの子どもたちを支援するキャンペーンを開始した。
チャイルド・ファンド・ジャパンが支援するのは、フィリピン、ネパール、スリランカの貧困の中で暮らす子どもたち。1975年から活動を始め、これまでに3万人以上の子どもたちを支援してきた。
新型コロナウイルスの影響により、途上国の子どもたちは一層厳しい環境に置かれている。開発の進むワクチンの入手も、途上国では見通しがつかない状況にある。依然として対面授業が再開されていない地域では、家庭学習のための支援も必要となっている。今回のキャンペーンでは、こうした状況にある子どもたちの健康や教育を保障するための支援を重点的に行っていくという。
募集対象となるのは、未使用または書き損じた年賀状・官製ハガキ、未使用の切手。集められたハガキは郵便局で新しい切手に交換され、チャイルド・ファンド・ジャパンが郵送物の送付時に使用する。これにより浮いた経費を、子どもたちの支援に振り替える。ハガキ15枚でマスクや消毒剤など感染予防のための衛生キット子ども1人分、60枚で机のない子どもが家庭学習をするための学習机と椅子1セットを贈ることができるという。
送付先は「〒167-0041 東京都杉並区善福寺2-17-5 チャイルド・ファンド・ジャパン ハガキ係行」。少量でもどんなに古くても構わないという。詳細は、チャイルド・ファンド・ジャパンのホームページを。