学校法人ルーテル学院(松澤員子〔かずこ〕理事長)は10日、ルーテル学院大学(東京都三鷹市)の新学長に同大教授の石居基夫氏(60)、日本ルーテル神学校(同)の新校長に日本福音ルーテル都南教会(東京都世田谷区)牧師の立山忠浩氏(65)を選任したと発表した。任期はいずれも2020年4月1日からで、石居氏は24年3月31日までの4年、立山氏は22年3月31日までの2年。
現学長の市川一宏氏(67)の任期が今年3月末で満了するため、現在、神学校の校長も務める石居氏が新学長に選任され、立山氏が石居氏の後任として選ばれた。それぞれ昨年中に開催した理事会で決定した。
石居氏は1959年、東京都生まれ。東京都立大学、日本ルーテル神学大学(現ルーテル学院大学)、同神学校卒業。東京での牧会経験を経て、米ルーサー神学校に留学し博士号(神学博士)取得。日本福音ルーテル教会牧師、デール・パストラル・センター所長。専門はキリスト教教義学、キリスト教死生学。
立山氏は1954年、宮崎県生まれ。橋梁(きょうりょう)設計・施工会社に2年勤務後、献身。日本ルーテル神学校に入学し、85年に按手を受け牧師となる。その後、熊本県の宇土・松橋教会、東京都の三鷹教会、東京池袋教会を経て、2015年から都南教会牧師。12~18年には、日本福音ルーテル教会の総会議長を務めた。