聖路加国際大学(東京都中央区、糸魚川〔いといがわ〕順・理事長)の新学長に、現看護学研究科長の堀内成子(しげこ)氏(64)が選任された。現職の福井次矢(つぐや)学長(68)の任期満了に伴うもの。任期は2020年4月1日から4年。福井氏は聖路加国際病院の院長も兼務しているが、同職は継続。2月17日開催の理事会で決定した。
同大は今年、キリスト教宣教医ルドルフ・B・トイスラーが、母体となる聖路加国際病院付属高等看護婦学校を開設してから100周年。「堀内新学長のリーダーシップのもと、看護学部・看護学研究科および公衆衛生大学院の教育・研究を通じて、今後もグローバル社会の医療を支える人材育成に尽力してまいります」としている。
堀内氏は1955年、新潟市生まれ。78年に聖路加看護大学(現・聖路加国際大学)衛生看護学部卒業。その後、聖路加国際病院で看護師として働き、82年に東京大学大学院で修士号(保健学)、93年に聖路加看護大学大学院で博士号(看護学)を取得。聖路加看護大学では82年から看護学部助手、94年から同学部・看護学研究科教授、2003年から同学部長・研究科長を歴任。10年から聖路加産科クリニックの助産師・副所長を務め、15年から聖路加国際大学大学院看護学研究科教授、18~19年に同看護学部長を務め、18年から現職の同看護学研究科長を務めている。専門は、ウィメンズヘルス、助産学。