2012年11月初旬、信仰告白し、救われ、クリスチャンとなって約7年。以降、まるで違う人生が展開していきました。まさに「死から命へ!闇から光へ!」と変換された歩みでした。主はまず、長年苦しんできた巨大子宮筋腫(約30センチ大)と、副鼻腔炎悪化で出来た巨大ポリープ摘出の、どちらの手術も無事成功させ、驚きの速さで復活させてくださり、翌年にはバセドウ病も癒やされました。
次に、仕事の回復がなされ、遮断されていた芸能界との回復が起き、かつてお世話になった「ホリプロ」はじめ、複数のタレントスクールでの演技講師の他、「福祉」という新しい分野での仕事も与えてくださいました。そして、突然の啓示によって「賛美クス」(賛美歌&エアロビクス融合エクササイズ)が与えられ、さまざまな活動の場と、メディアで取り上げられる機会も与え続けてくださり、順調にステップアップしていきました。
しかし、自分勝手に熱くなり過ぎ、調子に乗って主の御声を聞かず、自分の肉の思いだけで突っ走り、先生や教会ファミリー、仕事仲間に迷惑をかけ、それが原因で、教会で与えられていた役割も降り、悔い改めの日々を送った時期もありました。「格好悪い、恥ずかしい、皆に合わす顔がない、つらい、苦しい」。そんな思いの中にあっても、主日礼拝には行き続けました。他曜日に開かれている各種学びも出席し続けました。それは「体裁が悪い」と教会に行かない選択よりも「主を賛美したい。礼拝したい。主を知る学びをやめたくない」という思いが勝ったからです。
この時、次に進むために邪魔だった「プライド」を砕いてくださったのだと思います。ルシファーが失敗した原因は「プライド」ですから、神の働きをしていくためには、一番いらないものだと痛感しています。この時期の経験は、主との関係をグッと近くしてくれたともいえます。悪魔が誘惑してくる声にも応えず、ひたすら主と向き合い、語り、ただ御顔と御声を求め続けました。
気付かせてくださったマルセ先生、英一先生、失敗しても温かく迎えてくださった教会ファミリーには、本当に感謝しています!! そして、どんな時も変わらず、離れず、いつもそばにいて愛してくださったイエス様に、心から感謝と賛美をささげます!!!
イエス様を知るまでは、「幸せになりたい!」一心からさまざまなスピリチュアル、占い、魔術、呪術を追い求め、受けるたびに傷付き、大切なものを失い、命をも失いかけました。その全ては「第2の天(サタン王国)」でつながっていて「劇場型オレオレ悪霊詐欺集団」を操り、傷だらけで、闇にいっぱいドアを開きっ放しだった私を滅ぼそうと攻撃したのだと思います。
そのどこにも「真理」が無かったから、次から次へと渡り歩き、「負の迷宮」へと落ちていったのです。しかし「真理であり道」であるイエス様に救われてからは、一度も二心が芽生えたことはありません。どんなことがあってもまず、イエス様に行きます。人間は完全ではないから、失敗もいっぱいする。しかし、罪を素直に認め、謝り、悔い改め、神に立ち返れば、神様はすぐに赦(ゆる)してくださいます。「悪いことをしたら、神様がバチを当てるぞ」とか言われたりしますが、神様は「愛」そのもので、優しい天のお父ちゃんですから、バチなんて当てません。
悪いことをした人の心の中に出来た闇の要塞が、悪魔にドアを開けてしまうから、悪魔は「はい、どうもぉ~」と合法的に入り、呪いをもたらす。「原因は、自分の思い(魂)の中にある」。また、自分が原因でなく、先祖から来る「家系の呪い」が原因で生じる災いもあり、それら全てにどう立ち向かい、勝利していくか? 霊的戦いの正しい方法も、神様の武具の存在も、戦い自体がイエス様の十字架によって既に勝利が決まっている戦いであることも、孤独な戦いではなく、主が共に戦ってくださることも、仕えてくれる御使いがいることも、クリスチャンになり、「使徒的教会」に植えられたからこそ、主からの必要な油注ぎと多くの学びを受けられ、信仰生活を送って来られたのだ!と痛感しています。霊的被害に遭った者にとっては、とても必要な環境でありました。この恵みを、主に感謝致します!!
家族の「初穂」としてクリスチャンになり、次に息子、しばらくして母が救われました。かたくなに拒否していた母の心を主が開いてくださり、電話で信仰告白に導くことができ、2018年12月、長年住み慣れた愛知県豊田市から茅ヶ崎に来てくれました。30数年ぶりに同居再開となり、受洗し、教会の礼拝・イベントにも精力的に参加し、教会の皆さんにも良くしていただき、瀬戸内育ちの母のため、湘南の海にも出掛けたり、母が所属する恵比寿の日本舞踊の稽古場にも一緒に出掛け、楽しく過ごしました。
それからわずか8カ月後、89歳で召天致しましたが、最期まで、よく笑って、よく食べて、人に愛され、人に惜しみない愛を注いだ自慢の母でした。私の全てを見届け、安心したように「 はい、これにて終演!」と、多く社中を率いていた師範らしく、潔く、地上での舞台に幕を引き、天国へと凱旋致しました。生前、苦労ばかりかけて、何一つ親孝行らしいことができなかったと悔やみかけたとき、マルセ先生から「救いに導いてあげられて、一番の親孝行ができたね」と言っていただけたときは、重荷がスッと溶けました。
「そうだ!!母はイエス様と一緒にいて、新しい体を頂いて、生きている! 天国から私たちを見守ってくれている! 祈ってくれている! また会える!!」“悲しみと寂しさ”に勝る、“喜びと希望”が湧き上がりました。親子でクリスチャンになっていなかったら、ただ“死と悲しみ”の中、長く立ち直れなかったでしょう。今年9月に教会主催で行った「湘南ゴスペルフェスティバル」への出演はかないませんでしたが、天国で若返った元気な体で、イエス様の御前で「ゴスペル日舞」で賛美している姿が心に浮かびます。
家族以外にも、長年の友人であり、舞台仲間でもあった今井京子さんに伝道ができ、約4年前に同教会のファミリーとなって、現在「ゴスペル・プレイズ・ダンス」をはじめ、多くのパワフルな働きをされています。このコラムを読んで連絡を下さった元「X」信者で、教会で信仰告白をされた方もいらっしゃいました。主に感謝致します!!
そしてついに、信仰告白をして7年後(神様の完全数になっていました!)の今年11月下旬。マルセ先生にお祈りをお願いし、四国の佐伯家の墓仕舞い(母から引継ぎ)と、かつて「X」のやり方で間違った礼拝(先祖崇拝・偶像礼拝)をささげてしまった墓(併せて計9カ所)に出向き、罪を告白し、悔い改め、悪しき契約を断ち切る宣言の祈りに行ってまいりました。他にも主が示された場所に行き、執り成し祈ることもできました。会いたかった人たちにも会え、楽しい観光や、面白いことを見せて笑わせてくださったり、本当に主の恵み多き旅となりました。その詳しい内容は「B.B Wonderland 佐伯玲子ブログ【THE 四国 ! ! 打ち破りの旅 ! !】」にて掲載致しております。この「墓仕舞い」が、墓信仰「X」の洗脳から私が完全に解放された証明です!!
しかし、Xは「宗教法人」の認可を手に入れ、今も布教活動を行っているようです。「私は月から来た“かぐや姫”。キリストも釈迦も500年に1度のメシアだが、私は2千年に1度、最も大きく世を救うため誕生した最強メシア。そう、私は“2千年女王”~!!」と説きながら・・・。とりあえず、聖なるスリッパで突っ込んでおきましょう。「地球神エル・カンターレかっ!」暗転!! Xに、この御言葉と共に、一日も早い気付きと、悔い改めと、リバイバルが起きますことを、イエス・キリストの御名によってお祈り致します!!
思い違いをしてはいけません。神は侮られるような方ではありません。人は種を蒔けば、その刈り取りもすることになります。(ガラテヤ6:7)
長きにわたり連載させていただきました「闇から光へ~的外れからの解放~」は、この回を持ちまして終わりとさせていただきます。お読みくださいました皆々様、証しの場所を下さいました「クリスチャントゥデイ」様、コーディネートをしてくださいました「イーグレープ」 穂森宏之様、毎回、原稿を添削し、アドバイスくださいました「主イエスの恵み教会」マルセまゆみ(小池早苗)先生、貴重な情報を下さいました元X信者の皆様、心より、感謝を申し上げます。 コラムは終わりますが、主の祝福は止まりません! アッと驚く奇跡のエピソードが起きましたならば、また証しさせてください!!
それでは皆々様に、主の大いなる平安と、豊かな愛と恵みが注がれますことを、イエス・キリストの尊き御名を通して、心よりお祈り致します!!
アーメン!!(おわり)
◇