主の御心に聞き従い、茅ヶ崎へ転居。初めて足を踏み入れた福祉の世界。障害者の方々(以下、メンバーさん)との触れ合いは、とても新鮮な驚きと感動があります。デイサービスの事業所を2つ兼務したことで、小学生から中高年まで幅広い年齢と、さまざまな障害(自閉症、ダウン症、アンジェルマン症候群、統合失調症、知的・視覚・聴覚・身体などの障害 etc・・・)を持つメンバーさんたちと接することになりました。
おのおのの障害の特性を理解し、どう接していけばよいかを考え、さらにさまざまな研修を通して学んだ知識を生かし、支援活動に取り組む。これは、「人」を深く知る上でとても貴重な経験をさせていただいていると思います。複合型障害の方も多く、その組み合わせ、身体機能のレベル、性格、年齢、性別、すべて違うので、支援方法も多種多様です。覚えるのは大変ですが、職員の皆さんの親切な指導と温かいフォローのおかげで、楽しく働かせていただいております。
この仕事を通して「奉仕と忍耐の心」を学ばせられていると感じます。メンバーさんと心を通い合わせるためには、健常者と同じにはいきません。言葉だけでは理解してもらえないことが多く、そのために絵や写真など、視覚でアプローチしたり、活動の見通しを図り、心の混乱を防いだり、顔の表情や身振り手振りを駆使してお話ししたり、さらに身体が不自由な場合は、お互いの負担が少ないトランス(移動・転送) を工夫したり・・・と、お一人お一人根気よく、心を込めて接していく「愛と忍耐」が試されます。
ですから、良いコミュニケーションが取れたときは、その分、大きな感動があります! 特に、子どもたちが “できなかった事ができるようになった” ときは、うれしすぎて泣いてしまうことも(ToT)。メンバーさんたちは、私たちより敏感で繊細です。ほんの少しの変化で心身のバランスを崩し、パニックで暴れてしまうこともあります。以前の私だったら、混乱し、慌てて何もできませんでしたが、今は随分と冷静に対応できるようになりました。
また、お笑い芸人時代の視点や価値観が大いに生かされ、大変なときも、すべて「笑い」として受け取る思考が大いに役立っています(笑)。まさに「神のなさることは、すべて時にかなって美しい」(伝道者の書3:11)を痛感!
しかし、「恵み」は、これだけではありません。茅ヶ崎で最大手の社会福祉法人S・Kは、多くのイベントを主催しており、出演者としてのオファーもいただくようになっていきました。入社1年目に施設内で開催された夏祭りに、マルセ先生、愛ミチコさんらと一緒にお笑いとゴスペルで招かれた際、“賛美クス” を披露したのがきっかけで、以来、S・K主催のイベントで “賛美クス” をする機会が次々と与えられ、中には毎年恒例になってきた催しもあります。
さらに、マルセ先生が「ゴスペル!」という啓示を受けてスタートしたチャーチクワイア「Jesus Grace Church Choir」のメンバーとして歌う機会も与えられ、自身のミニストリーの幅も広がっていきました。まさか自分が「ゴスペル」を歌うようになるとは思ってもみませんでしたが、ゴスペルをもって主に感謝と賛美をささげ、多くの人たちに「神様からの良い知らせ」である「ゴスペル(福音)」を解き放つことがいかに喜びに満ちあふれ、力強いものか! その後に起きる主の「奇跡・しるし・不思議」で体験しています!
S・Kはじめ、さまざまな施設のイベント出演依頼も急増中ですが、他教会に招かれる機会も増えてまいりました。そんなときは「主イエスの恵み教会」大所帯で大移動!ということもあります(^0^)/ 内容は、マルセまゆみ先生のメッセージ、立琴弾き語り、腹話術&手品、小池英一先生の角笛、物まね&パイプ椅子芸、賛美チーム「History Makers」(小池生弥さん、今井京子さん、愛ミチコさん)のワーシップタイム、京子さんのゴスペル・プレイズ・ダンス、私の賛美クス等々を網羅! ラストに、愛さんをディレクターとする Jesus Grace Church Choir のゴスペル!!・・・このフルコースの打ち破りの威力たるや、まさに「アメイジング」!!
このように、イエス様との「アメイジング・グレイス」満載のホーリーな旅は止まることがありません。たとえ途中でつまずいたとしても、イエス様が一緒なら、すぐに立ち上がれる。
こうして、気付けば「孤独」を感じなくなった「自分」がいました。
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