日本聖書協会(大宮溥〔ひろし〕理事長)の総主事引継式が13日、日本基督教団銀座教会で行われ、渡部信(わたべ・まこと)氏から具志堅聖(ぐしけん・きよし)氏に総主事職が引き継がれた。これにより、2017年9月から副総主事を務めてきた具志堅氏が、正式に同協会の第10代総主事に就任した。同協会頒布部が同日、公式フェイスブックで明らかにした。
具志堅氏は1965年沖縄県生まれ。学生時代にカナダに移住し国籍を取得。北米のノースウェスト神学校、リージェント・カレッジ、ルーサー・ライス神学校などで学び、日本ではウェスレアン・ホーリネス教団、米国ではキリスト合同教会に所属し、牧会・伝道に携わってきた。2002~11年には、日本福音同盟(JEA)の総主事を務め、その後はハワイのマキキ聖城キリスト教会で日本語部牧師を務めていた。
同協会との関わりではこれまで、東京大聖書展(00年)でボランティア奉仕をしたり、日本プロテスタント宣教150周年記念大会(09年)で事務局長補佐を務めたりしてきた。
一方、退任した渡部氏は、青山学院大学、西南学院大学、米ベイラー大学大学院などで学び、1981年から日本バプテスト連盟牧師。99年に同協会の第9代総主事に就任し、以来20年にわたり総主事を務めてきた。