国連が2030年までに飢餓のない世界を実現することを目標に掲げる中、ハンガーゼロ(日本国際飢餓対策機構)はこのほど、活動の輪をさらに広げるためのボランティア「ハンガーゼロ・パートナーズ」を新設し、希望者を求めていくと発表した。
ハンガーゼロ・パートナーズとは、「ハンガーゼロ・アンバサダー」と「ハンガーゼロ・パートナー」の総称。「アンバサダー」はハンガーゼロからの任命により、教会や学校、企業の訪問、講演活動などを行うボランティア。「パートナー」は、チャリティーイベントなどを企画しての募金活動や、SNSによる情報発信、支援ネットワークの構築などによる広報活動を行ったり、職業などで培われたデザインや動画編集、翻訳といったさまざまな技術を提供したりするボランティアで、面談などの手続きを経た上で決定するという。
このほど「アンバサダー」に任命された前泉大津市長の伊藤晴彦氏は、「『ハンガーゼロ・アンバサダー』という責任の重い役割を頂き、身の引き締まる思いです。この世界から『ハンガー』という言葉がなくなることが私の一番の願いです。自分なりに精いっぱいこの役割に恥じないように努めたい」と述べた。
ハンガーゼロは、次年度を迎える今年7月までに25人のハンガーゼロ・パートナーズを目標としており、「『わたしから始める、世界が変わる』を自ら実践し、また社会の中でその輪を広げる担い手になってくださる方を求めます」と呼び掛けている。
ハンガーゼロ・パートナーズに関する問い合わせは、ハンガーゼロ東京事務所(メール:[email protected])まで。