【CJC】バチカン(ローマ教皇庁)が「薬物と依存症」という国際会議を11月29日から12月1日まで主催した。
ローマ教皇フランシスコによりバチカンに新設された「人間開発のための部署」(仮称)が企画したもので、特に社会的に弱い人たちに心を寄せたいという教皇の意向を反映したものとみられる。
欧州、北・南米、オセアニア、アジア、アフリカから約500人が参加した。テーマの中心は薬物依存症問題であったが、薬物以外にも、インターネットや性行為、ギャンブルの依存症が取り上げられた。
会議は「薬物をめぐる法的な問題」「薬物以外の依存症問題」「予防教育と回復への取り組み」という3本柱で構成された。
スピーカーが選出された国は、オーストリア、ポルトガル、イタリア、台湾、アイルランド、日本、米国、インド、スペイン、ウガンダ、ペルー、スウェーデン、ブラジル、アルゼンチン、ガーナ、フィリピン、オーストラリアの17カ国だった。