順天堂大学医学部教授の樋野興夫氏による「がん哲学外来10周年 出版記念講演会」が、5月31日(木)午後7時から、お茶の水クリスチャン・センター(OCC、東京都千代田区)で開催される。
樋野氏が提唱する「がん哲学外来」の10周年と、5月26日発売の樋野氏の新刊『大切な人ががんになったとき・・・ 生きる力を引き出す寄り添い方』(青春出版社)の出版を記念した入場無料のトークイベント。
自分や家族ががんになったとき、不安や恐怖、悲しみといった、大きな精神的苦痛に襲われる。しかし現代の医療機関は、病状や治療の説明で手一杯で、心のケアまでは手が回らないのが現状。がん哲学外来はそのすき間を埋めるべく、対話によって、がん患者やその家族の精神的苦痛を軽減させるための活動を無料で行っている。
樋野氏はこの10年で3千人以上の患者やその家族と面談。2009年に樋野氏を理事長とする特定非営利活動法人(NPO法人)「がん哲学外来」が設立され、13年には一般社団法人化された。活動は全国に広がり、現在は約140カ所で、がん患者やその家族の対話の場「メディカル・カフェ」が開かれている。
日時:2018年5月31日(木)午後7時〜9時
場所:お茶の水クリスチャン・センター(OCC)8階チャペル
料金:無料
申し込み:申し込みフォームで必要事項を記入の上、送信
定員:150人
主催:お茶の水メディカル・カフェ in OCC、青春出版社
問い合わせ:青春出版社プロモーション部(電話:03・3203・1212、メール:[email protected]、担当:宮田)