救われる前でありながら、イエス様が私たち夫婦を和解に導いてくださったのでしょう。1年後、私は新しい命を授かりました。しかし、墓信仰「X」に洗脳されていた私は、この恵みを「X神のご利益」と信じ、お腹の子に「波動」をもらおうと、さらに通う頻度が増えていきました。
妊婦には、暗黙の特権的なものがあり、たとえ「ハズレ番号」を引いても、優先的に波動をもらえたのです。ハズレた日は、教祖Y氏の講話後、あいさつして帰ろうとすると、順番無視ですぐ波動を入れてもらえました。ある日などは「『早く(波動)やって!』って、(お腹の赤ちゃんに)言われちゃったわ。 だから、早く(施術台に)いらっしゃい!」と言われたこともありました。
お腹の子にも「魔術」をかけられていた、ということです 。 しかし、神様は守っていてくださいました。それは、成長した息子を見れば分かります。本当に主に感謝です!
その頃、巡業先のホテルで、Aは年配の男性整体師に出会いました。その整体師の施術法は、今まで体験したことのない不思議な手法で、一瞬にして痛みが無くなったり、動くようになったり、病気が治ったりする奇跡的なものでした。Aは職業柄、この整体師を頼るようになり、自分の知り合いを次々と紹介するほど信頼していきました。
ある種「呪法師」的な人だったのでしょう。看板は出さず、近所との交流はゼロ、顧客は完全紹介制で、著名人や何かのオーナーといった富裕層の人たちでした。やがて、私もそこに「安産のために」とAに連れられ、一緒に受けるようになっていきました。施術を行いながら、次々と自分が治したセレブたちの話をされ、中でも「亡くなった大富豪の老人を生き返らせた ! 」という話は、何度も聞かされました。「その家族に、数億の施術代を要求したが、くれなかった ! 」という愚痴も・・・。
「類は友を呼ぶ」と言いますが、この地上において、整体師とXは「無関係の他人」であっても、霊的世界では「仲間」であったかもしれません。なぜなら、Xとつながっている間、さまざまな「スピリチュアル」と評される関係者とつながっていったからです。
私を滅ぼそうと、あの手この手を仕掛けたにもかかわらず、私が生き続け、妊娠までしたので、怒りが募った暗闇の支配者たちは、新たな仲間を呼び集め始めたのでしょうか?!クリスチャンになっていなければ、分からなかったことです。
「魔術 & 呪術」のダブル攻撃を受けながらも、イエス様の「憐れみの愛」によって、息子は無事元気に生まれてくれました。所属教会のマルセまゆみ先生は、私の芸人時代の先輩で、会えない時期も季節の便りでずっとつながっていました。
クリスチャンになられて後、「何かありましたら、癒やしの祈りをします」とお手紙を下さり、私が妊娠したときも、安産を祈るメッセージをFAXで頂いたことを思い出しました。たとえ私自身が未信者であっても、祈ってくださるクリスチャンの方がいて、主がその祈りに応え守ってくださった。こんなに前から、主はすでに「神の家族」を私に与えてくださっていたのです。イエス様、感謝致します。
しかし、無事出産した直後・・・心身共にエネルギーを使い果たし、弱っていた産後の肥立ち真っただ中、魔の手は再び攻撃を仕掛けてきたのです。
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