東京基督教大学(TCU、千葉県印西市)は9日、新学長に山口陽一教授が就任すると発表した。昨年10月17日の理事会で決定したもの。任期は4年で、就任は4月1日。
同大では昨年10月24日に小林高徳前学長が急逝し、昨年中は大和昌平神学部長が学長代行を務めていた。今年からは山口氏が4月に正式に学長に就任するまで学長代行を務める。
同大のホームページで山口氏は次のようにあいさつしている。
「この度(たび)、2018年4月よりの学長職を拝命することになりました。小林高徳学長の召天をうけ、大和昌平学部長が務めておりました学長代行も1月から私が引き継ぎ新年度に備えます。本学では『キリストがすべて』をモットーとして『福音を肌で感じさせるキリスト者』の育成にあたるべく、コンセプトとして『Stand in the Gap 破れ口にキリストの平和を』を定めました。人と人を繋(つな)いだ小林学長の志を受け継いで微力を尽くす所存です。引き続きご加祷、ご支援をお願い申し上げます」
これまで山口氏が務めていた神学部長、大学院研究科委員長などの役職は順次決定する予定。
山口氏は1958年、群馬県生まれ。82年、金沢大学法文学部哲史文学科卒業、85年に東京基督神学校を卒業した後、92年、立教大学大学院文学研究科修士課程修了(修士)。85~90年、日本同盟基督教団徳丸町キリスト教会牧師、93~03年、日本基督教教団吾妻教会牧師、04~11年、東京基督神学校校長、11年から東京基督教大学教授(日本キリスト教史、実践神学)・教会教職課程責任者・研究科委員長。また05年から日本同盟基督教団市川福音キリスト教会牧師、同教団理事を務める。
TCUの歴代学長は、初代丸山忠孝氏(1990~98年)、第2代木内伸嘉氏(98~99年)、第3代ステパノ・フランクリン氏(99~2006年)、第4代倉沢正則氏(06~14年)、第5代小林高徳氏(14~17年)。