「私は勇敢に戦い、走るべき道のりを走り終え、信仰を守り通しました」(2テモテ4:7)
先週、ある牧師夫人のキリスト教葬儀をお手伝いする機会が与えられました。この方は82歳まで現職の幼稚園教諭として働かれました。使徒パウロがテモテ書で宣言したような信仰の生涯を走り続けられました。
最近、マラソンブームだといわれています。鹿児島マラソンも開催されるようになり、毎年、1万2千人の参加者があります。ブームが起こりますと、さまざまな問題も付随してきますが、それに対処する方法も考えられているようです。
ランナーや見物人の中にテロリストが入っていたら警戒しないといけないということで、ランニングポリスも育成されています。一緒に走りながら警察官としての務めも果たされています。また、ランニングドクターというのもあります。一緒に走りながら、体調の悪い人が出たら、すぐに介護できる体制をとっています。
私の知人はランニングドクターとして参加したのですが、ドクターとして参加すると思い切り走れないということで、1週間後に別な地域で開催されるマラソン大会に一般ランナーとしてエントリーしていました。
「いのちのことばをしっかり握って、彼らの間で世の光として輝くためです。そうすれば、私は、自分の努力したことがむだではなく、苦労したこともむだでなかったことを、キリストの日に誇ることができます」(ピリピ2:16)
「こういうわけで、このように多くの証人たちが、雲のように私たちを取り巻いているのですから、私たちも、いっさいの重荷とまつわりつく罪とを捨てて、私たちの前に置かれている競争を忍耐をもって走り続けようではありませんか」(ヘブル12:1)
人生という行程を走り続けていますと、「もう駄目かもしれない」という状況に直面することが何度もあります。しかし、私たちには神の愛が注がれていて、聖霊の導きがあります。また、数え切れないほどの信仰の仲間が地上でも天国でも祈り続けてくれています。
このような信仰のサポーターたちのことを思うと、決して諦めてはいけないということが示されます。人生のマラソンのゴールは、神が定めてくださいます。神が「終わった」と言われるまでは、終わらないのです。
SNSに投稿されていた一文に、とても励まされました。
“God, I may not understand how everything will work out, but I trust you.
I don’t see a way, but I know you will make a way.
I have faith that at this very moment you are touching hearts, opening doors
and lining up the right breaks and right opportunities.
Things may look dark and bleak now,
But I have faith that my dawn is coming.”「神様、私は今どういう状況になっているのか分かりません。しかし、私はあなたを信じます。私には道が見えません。しかし、あなたが道を造ってくださることが分かります。この瞬間にも私の心に触れてくださり、ドアを開けてくださり、折にかなった休息を与えてくださるという信仰を持っています。物事は、今は暗く沈んでいるかもしれません。しかし、私の夜明けはやって来るという信仰を持っています」
アメリカの信仰の友人がメッセージを送ってくれました。
「希望は神様からの素晴らしい贈り物です。人生の試練に直面したとき、力と勇気の源になります。困難のトンネルに落ち込んだとき、希望は終点を示す明かりになります。私たちが疲れ果て、打ちひしがれた感情になったとき、希望は私たちをリフレッシュしてエネルギーを与えてくれます。私たちががっかりしたとき、希望は私たちのスピリットを引き上げてくれます。私たちが誘惑に負けそうなとき、希望は前進させてくれます。神の希望であなたを包み込むと、誰もあなたの希望を奪えません。誰にもあなたの喜びを奪わせないでください。輝き続けてください」
希望は神様からの素晴らしい贈り物です。どんな状況に直面しても、諦めることなく前に進もうではありませんか。私たちの理解を超えた解決策を神様は用意しておられることを信じます。
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