健康と安全とおいしさにこだわった人気の自然派ベジカフェ「晴れる家cafe」(千葉県松戸市)のオーナーシェフ、斎藤晃さんが昨年11月、初の書き下ろしとなる著書『神様が造られた大自然から学ぶ 食と健康の話』を出版した。聖書を土台とした食と健康の本という今までになく新しい1冊だ。
晴れる家cafeは、農薬や除草剤、また肥料や堆肥も一切使用しない自然栽培の野菜、さらに日本で古来から食されてきた麹(こうじ)菌や納豆菌による発酵食品など、徹底してこだわり抜いた自然食をおいしく食べることができるカフェ。また、自然の力を最大限に生かした食の本質を考えることを通して、医者や薬にできるだけ頼らない本当にナチュラルで健康的なライフスタイルを提案している。
健康を維持するためのより良い食の在り方は、近年ますます、日常生活の中にも広く浸透し、「オーガニック」「無添加」などの文字は近所のスーパーの棚でもよく見られるようになった。だが、クリスチャンで新宿シャローム教会の教会員でもある斎藤さんは、自然のものが体に良いという根拠を、「神が造った自然は完璧で、全てに意味がある」「それに調和していくことが本当の健康と幸いにつながる」という聖書信仰に見いだした。
斎藤さんが、自身のこれまでの学びや実体験、そのスピリットの全てを注ぎ込んで書き上げた本書には、現代人が悩まされているさまざまな病気、アレルギーなどの原因が食に深く関係していることがつづられている。また、では健康を保つためには「何を選び、何を食べないほうが良いのか」、「自然治癒力の働く体質へ変わる食生活とは」といった内容が、実に19章、約180項目にわたって詳細に記されている。
日本人の体質に合った、日本人の食べるべきものにも焦点が当てられている。「どんな米を食べれば良いのか」「もう一つの基本食材である『味噌(みそ)』は日本人の為の最強の天然サプリメント」といったページを開けば、毎日の食生活ですぐに実践することができる。「土用のうなぎは売れないうなぎの販促のために作られたもの」「添加するのは愛だけで十分」など、目次の見出しを読むだけで興味を引かれる項目も多い。教科書のように何度も読んで実生活に役立てたり、コラムのような感覚で手軽に読んだりできるのも、本書の魅力的な特徴だ。
健康に直結する食の本質を説くことを通して斎藤さんが一番伝えたいのは、聖書の神であるイエス・キリストのことだ。聖書には、神が目的を持ってこの世界を創造したこと、神は人間を愛し、人間が幸せに生きられるように全ての環境を整えられたこと、自然の壮大さや不思議さを通して創造主なる神の恵みを知ることができること、どんな体の病や心の病も、神の力によれば癒やされ得ることが記されている。斎藤さんは、この福音のメッセージを、これまでの5年間でカフェを訪れた2千人以上の客に直接伝え、多くの人を救いにまで導いている。
本書は、クリスチャンにとっては、その信仰を強め、神の喜ぶ自然に即したナチュラルな食生活へと導き、健康で健やかな人生を送る手助けとなるはずだ。一方、未信者にとっては、食と健康の本質という切り口を通して、聖書の信頼性やイエス・キリストの救いの意味を伝えてくれる、信仰や教会生活への導き手となるだろう。
■ 著者からのメッセージ
神様の造られた自然の食材には命があり、力のある食物となり、私たちを養ってきました。その生命力にあふれる本物の食材によって体は造られていくのです。だからこそ神の造られた大自然の原理・原則を解き明かし、ナチュラルな食と健康生活を実践してほしいと本書を書き下ろしました。この本は永遠のベストセラーである聖書を土台として書いたものです。利益を追求して崩壊寸前の現代の食や健康生活に警笛を鳴らす内容でもあります。本当の健康は神様の造った自然界に調和し、順応することであるという、命を大切にする全ての人にどうしても早く知ってほしい重要なメッセージを、精魂込めて書きました。
購入は、ゴスペル・ライト・ストア(大阪府和泉市伏屋町4−3−82)、または晴れる家cafeのネットショップで注文することができる。
斎藤晃著
『神様が造られた大自然から学ぶ 食と健康の話』
2016年11月23日
340ページ
定価1200円(税抜)