「それから、イエスは彼らにこう言われた。「全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい。信じてバプテスマを受ける者は、救われます。・・・信じる人々には次のようなしるしが伴います。すなわち、わたしの名によって悪霊を追い出し、新しいことばを語り、蛇をもつかみ、たとい毒を飲んでも決して害を受けず、また、病人に手を置けば病人はいやされます。」・・・そこで、彼らは出て行って、至る所で福音を宣べ伝えた。主は彼らとともに働き、みことばに伴うしるしをもって、みことばを確かなものとされた」(マルコの福音書16章15~20節)
世の中にはいろいろな出来事が起こりますが、その流れに翻弄(ほんろう)されずに私たちは主と共に歩んでいく信仰者として前進してまいりましょう。変化が激しい時代ですが、「草は枯れ、花はしぼむ。だが、私たちの神のことばは永遠に立つ」とあるように、何があっても変わらない神の恵みが私たちの人生の軸として存在していることを喜び合い、神の豊かな恵みが流れ続けていることを感謝しましょう! 春に向けての歩みが祝福されるよう前進してまいりましょう。
今日の聖書箇所には、神が共におられる約束、恵みが記されています。特に15節に注目すると、イエスの弟子たちが出て行くとき、イエスも共に働いてくださると記されています。私たちにもこの祝福が成就されますから感謝します。主が共におられる神の祝福について3つの事を確認したいと思います。
1. 主は、成すべき事柄を語ってくださる
神は、私たちに対して常に働き掛け、語り掛け、成すべき事を「ご命令」くださるのです。15節は「大宣教命令」といわれる箇所でもあります。命令というと、否定的に感じるかもしれませんが、聖書で語られる「ご命令」は幸いなのです。
神は、「ご命令」によって臆病に落ち込んだ私たちの心を解放し、神を信じる者にふさわしい大きな夢や可能性を語ってくださるから感謝しましょう。神の「ご命令」はあなたがもっとあなたらしく生きていくために、神が与えてくださる可能性やチャンスなのです。
挫折し、地元から出たこともないような弟子たちに対して、全世界に出て行き、と「ご命令」されたように、神はあなたに対しても、もっと大きく伸びやかに生きるようにと語り掛けてくださるのです。主が共におられると、神のスケールで私たちの人生が動き始めるから喜びましょう。
2. 私たちを通し主の御業が現される
主は私たちを通し、ご自身が持っておられる恵みを流れ出させてくださいます。この恵みを頂きましょう。神が共におられると、恵みの約束がいつもあるのだということを忘れないでください。あなたに与えられているイエスの御名を用いる権威、権利をちゃんと行使してください。あなたが祈る祈りを通しても、イエスは素晴らしい御業を現してくださり、約束の恵み、祝福をいくつも現してくださるから感謝します。
イエスは真実なお方です。人の言葉は信じられなくても、イエスのお言葉は信じましょう! 私たちがどんなに弱くても、共におられるイエスによって、祈りさえすれば、素晴らしい恵みが与えられます。
3. 共におられる主ご自身が働いてくださる
弟子たちに特別な能力があったのではありません。「彼らは出て行き福音を宣べ伝えた」(20)、そうすると共におられる主ご自身が働いてくださり、約束された御言葉を実現してくださったのです。
兄弟姉妹、私たちの力や能力でなく、神が力強く働いてくださることを期待し、共に体験しましょう! 共におられる主が偉大であれば、あなたは弱くても大丈夫です。主のご栄光が現されるよう共に祈り、恵みを体験しましょう。
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