中部学院大学(岐阜県関市)は、介護福祉の研究と発展に貢献した人を顕彰する「2016年度羽田福祉賞」を募集している。締め切りは2月22日。
同賞は、介護福祉に従事している職員や将来介護職に従事しようとする学生で、優れた実践を行った者、あるいは介護福祉の発展向上に寄与する研究を行った者に対し、その功績をたたえ、広く伝えるために贈られる賞で、今回で15回目となる。これまで介護施設の職員、介護を学ぶ学生、介護福祉の研究者などが受賞してきた。
募集は、顕彰部門と調査研究部門の2つで、顕彰部門では、介護福祉の実践において優れた実践活動を行い、顕彰に値する個人またはグループを対象とする。また、調査研究部門では、学生の部と一般の部に分かれ、それぞれ介護福祉の発展向上に寄与する優れた調査研究を行った個人またはグループが対象となっている。審査は、「羽田福祉賞」審査委員会によって行われ、受賞者には賞状と副賞が贈られる。
羽田福祉賞は、岐阜県における人権擁護運動の第一人者であり、同大客員教授の羽田辰男氏(2008年逝去)の名を冠した賞。同大では、羽田氏の寄付金により「羽田基金」を設立し、その遺志に沿って、介護人材の養成と介護福祉発展のために、羽田福祉賞の他、奨学金や介護福祉関係図書の整備に活用している。
旧約聖書の箴言1章7節「神を畏れることは知識のはじめである」を建学の精神とするキリスト教主義の中部学院大学は、福祉・教育・医療・経営の各領域にわたる現場経験の豊富な教授陣による教育と、心豊かな人間性を育んでいく学習環境を整え、一人一人の学生が未来を実現するための指導体制を展開している。
募集は自薦他薦を問わず、希望者は専用の応募用紙により2月22日(水)までに事務局に申し込む。審査発表は3月10日、表彰式は3月17日を予定している。申し込み、問い合わせは、中部学院大学・中部学院大学短期大学部総務課「羽田福祉賞」係(電話:0575・24・2211、ファックス:0575・24・0077、メール:[email protected])まで。