明治学院大学(東京都港区)に設置されたボランティアセンター海外プログラム事業部の学生たちが、世界の女性差別問題の啓発活動の一環として、公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパンの「書き損じはがき・未使用はがきキャンペーン2017」に参加し、はがきの回収に取り組んでいる。はがきは、2月28日(火)まで、同大ボランティアセンター(横浜校舎)にて郵送で受け付けている。
同キャンペーンは、集まった書き損じ・未使用はがきを集めて切手に換金し、プラン・インターナショナル・ジャパンを通じて、途上国、特に女性差別問題が起こっている地域へ寄付し、支援をするもの。今年は、ルワンダの差別をなくすためのジェンダー教育プロジェクトやネパールの女性への暴力撲滅・保護プロジェクトなどを実施する、同機関の「一般プロジェクト」の資金として活用される。
同キャンペーンに取り組み、協力を呼び掛けるのは、明治学院大学ボランティアセンターの学生セクションの1つ、海外プログラム事業部のGIRLSチームに所属する学生たち。ボランティアセンターでは、世界の問題に学生の関心をより向けてもらえるように活動しているが、GIRLSチームは、中でも世界の女性差別問題の啓発活動に取り組んでいる。
同キャンペーンには、2014年から参加し、昨年は、ネパールの女性の妊娠・出産に関わる医療機器の支援プロジェクトのために、1万4862枚のはがきが集まり、総額54万2249円を寄付することができた。今回支援の対象となるルワンダは、「暴力は男らしさである」という概念が強く、女性への暴力が許容されやすく、学校でも男子からの暴力が後を絶たないという。その意識改革のため、ジェンダー平等の教育推進の必要性を訴え、今回も広く協力を呼び掛けている。
「書き損じはがき・未使用はがき」の回収対象は郵便はがきのみで、投函済み・消印付のはがきは対象外。個人情報の保護のため、名前や住所などの個人情報は塗りつぶした上で、はがきを封筒に包み、2月28日(火)までに、明治学院大学ボランティアセンター宛て(〒244-8539 横浜市戸塚区上倉田町1518)に送付のこと。問い合わせは、 明治学院大学ボランティアセンター(横浜校舎)(電話:045・863・2056)まで。