[人生]
クリスチャンの健康管理
私たち人間は、神による手作りで一人一人顔も性格もストレスも違います。クリスチャンは祈りによって自分の悩みを神に委ね、心配は自分で背負い込まないのが信仰ですが、時にはやはり一度神に委ねた問題でもまた自分で取り戻し、悩む人がいるようです。健康に関して中国では、いろいろな方法が紹介されています。まず、病気について探ってみましょう。
昔はよく、この薬は万病に効きますといった具合に薬をアピールしました。万病に効く薬でしたら誰でも欲しがります。しかし、本当に効くのでしょうか? また、万病に効くということは、病気の元は1つなのかなという気もします。
病気の元は血液に関係があり、毎日食べる食事の内容によってパワーのあるサラサラしたきれいな血液になるか、またはドロドロした血液になるか、それによって流れが悪くなり、その人の弱い所に病気が出るともいいます。ですから、病気の予防は、まずきれいな血液を作る食事内容に注意をします。
中国では、「病体になっても病気になるな」と言います。病は気からと言います。少しくらいけがをしてもあまりくよくよするな――ということでしょう。人体には、気、血、水、これらの流れがスムーズであれば病気知らずと言います。全てがスムーズに流れるためには、幾つかの注意が必要です。また、病気の90パーセントが口から入るものとも言います。食べ物と病気も大きな関係があります。
自分で健康管理する上で大切なことは、「心裏的平安是肉体的生命」。常に心が平安であること、それが健康で長寿の秘訣であります。それと中国人は最も注意していることに次の言葉があります。「黄長鬆快」。何といっても毎日黄色くて長くてソフトでスムーズな排便があれば、健康間違いなしということです。体に障がいのある人たちは、毎日の排便があるかないかが命取りと聞きました。
中国では、何を食べるかということも大切にしますが、入るよりもいかにスムーズに出すかということをもっと大切に考えます。何を食べるかは、自分の体に聞くのが一番安全です。10人が10人ステーキを食べても力が出るとは限りません。人によっては玄米のほうが力が出るという人もいます。
食事で大切なポイントは、五味の調和です。中国では食医といって、病気になったらまず自分の食事をチェックしてもらい、改めます。それでも良くならないときに、初めて薬を出します。
日本人はすぐに薬に頼るようですが、今一度食事養生法を見直すのもよいと思います。疲れがたまってなかなか抜けない人は、酢のものが嫌いな人。抜け毛や若白髪、腰が冷え、体力不足の人は、ついつい塩辛いものや冷たい物を多くとる人、甘いものが大好きな人は、胃や腸の問題が多い人です。
「五味調和」とは、毎日のストレスを五味で整える方法です。中華レストランでは、テーブルに必ず醤油、酢、ラー油があり、自分で最後の味を決められるようになっています。また、逆にとり過ぎはかえって内臓を痛めるので、偏った味付けにも注意がいります。
中国では内面の美を大切に考え、「似類補類」、内臓料理をもって内臓を鍛え、長寿を願います。今となっては、安全、安心の食材を手に入れるほうが難しくなっていますが。
薬膳とは、四季によって起こる病気を未然に食事で予防することです。中国の家庭料理は一家の健康の柱です。四季によって内臓の疲れが違います。
夏は心臓・・・汗をコントロールし、全身に血液を送ります。
秋は肺臓・・・空気が乾燥してくると、器官のトラブルも増えます。
冬は腎臓・・・冷え性の人は豚の腎臓と杜仲(とちゅう)の料理を。
春は肝臓・・・体内の毒を早く出せるよう肝臓と青菜の料理を。
毎日口から入るものが自分の体に正しければ、より健康になり、間違っていれば病気に近づくということになります。食事はおろそかにせず、神から管理を任された肉体を大切に良い奉仕に励みましょう。
真の健康は腸から。現代社会は農薬や空気汚染、添加物や酸化食品――と食品全体が必要なミネラルを取れず、加工品、加熱食品が多く、病気も加速されています。腸の病気が寿命を決めます。がん、高血圧、糖尿、心臓病全てにおいて、腸の健康、善玉菌のバランス、乳酸菌の働きによります。毎日、味噌、ぬか漬け、乳酸菌の多い生野菜や果物、酵素が多い納豆をお勧めします。
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