[人生]
あなたの人間的魅力
魅力的な人と、そうでない人とは、どこが違うのでしょうか? 男性から見ても、女性から見ても、魅力的な人はどこかが違います。魅力には世俗的と霊的に別れていますが、世俗的にはお金がある、仕事ができる、育ちが良い、外見的に美人、知的に優れている――ということでしょうか。
でも、神から見て内なる人の霊的な魅力は、謙遜で、控えめで、心、言葉、態度、しぐさ、心遣い、人をなごませる、思いやりがある、相手を大切にできる、内面的な魅力なのです。それは、神が人間を創造されたときに備えてくださった人間的な魅力ではないでしょうか。
自己中心的な生き方ではなく、隣人を自分のように愛せる人、自分の意見を譲る――時には自分自身を捨てることさえできる人は、イエス・キリストに似た魅力がいっぱいある人です。
あなたの魅力は何ですか? あなたが人から愛される理由は何だと思いますか? あなたが一番大切にしていることは何ですか? 誰でも幾つかは魅力的な部分があります。それに気付き、磨き、整え、生かし、神のために使うときが一番輝いて見えるときなのです。自分の魅力的輝き、それは箱の中にしまっておいては見えません。テーブルの上に載せて、初めて部屋全体に輝いて見えるのです。あなたの本来の充実した輝きが。
あなたが家において、職場において、教会において、魅力的な人生を生きたいと願うなら、まず自分を捜し、神があなたを造った目的を知り、賜物と魅力をはっきり知ることです。あなたが、あなたらしく造り主に似て生きるとき、あなたが一番魅力的なあなたになれるのです。
「神は人をご自身のかたちとして創造された。神のかたちとして彼を創造し、男と女とに彼らを創造された」(創世記1:27)
あなたの信仰が成熟したとき、あなたは造り主に似てくるのです。自分を磨くには日々身の回りの出来事の中から、神のみむねを知ることです。苦しみの種類は5種類あるといわれています。一、他人から受けるもの。二、自分から受けるもの。三、自然から受けるもの。四、サタンから受けるもの。五、神からいただくもの。
でも、いずれも明日を管理される神の許しなしでは起こり得ないことだけは確かです。全ての出来事に対して、自分がどう捉え、どう考え、どうなってほしいか――その時、最も大切なのは自分の動機です。
祈るとき、自分の考えの中心は自分のためであるか、神のためであるか見極めましょう。神のために考えられるとき、あなたの全ての悩み、苦しみは、神が責任を取ってくださいます。その時は一切を委ねて明け渡し、神を信頼し、神の時を待つ心でいるあなたに、人間本来の魅力が見えてきます。
「私たちは神の作品であって、良い行いをするためにキリスト・イエスにあって造られたのです。神は、私たちが良い行いに歩むように、その良い行いもあらかじめ備えてくださったのです」(エペソ2:10)
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