キム・ヨナ
今、この原稿を書いているすぐ横で、弟がテレビを見ています。月9というドラマなのでしょうか。弟は毎回見る番組らしいですが、私はここ最近、テレビを全く(本当に99・9パーセント)見ていません。
ただ、テレビの音声が流れて来ています。ヒロインが知人と話しています。「告白すれば?」と言われ、「私は、スタッフとして必要とされているだけでいいの・・・」。せりふを聞いているだけで、涙が出そうになりました(笑)。
本当は告白したい。でも、告白したらふられるかもしれない。だから今は、「スタッフとして必要とされている」、このままでいい・・・。実際に視聴してはいないですが、よくよく考えると感動深い、良いストーリーなんだろうなぁと思います。
(この原稿を書いたのは、今年ですが、かなり前です。この番組、絶対に現在は放送していないと思いますのでご了承ください)
さて、私たちは誰に必要とされているでしょうか?
キム・ヨナさんは「寄付天使」として知られています。キム・ヨナさんを、皆さんはご存じでしょうか。フィギュアスケートの選手、そしてオリンピックの金メダリストですね。日本の浅田真央選手と大勝負を何度も繰り広げた女性フィギュアスケーターです。そして、彼女キム・ヨナさんはキリスト教徒とのことです。
(彼女の感動的なストーリーは、『100人の聖書』の42ページに取り上げています。特に高齢の方や、第一線で活躍中の方からは、このキム・ヨナさんのストーリーが「良い!!」とのことです。もう一度読んでみてください。一度も読んだことがない方は、今すぐ書店へどうぞ)
彼女キム・ヨナさんはまさに与える人でした。そして彼女が優勝賞金を毎回寄付することによって、神様はさらに彼女に力、勇気、そして優しさも与えてくださっていたのではないでしょうか。
それを生かして、彼女は「寄付」をし続け、多くの人々を助けたのでした。彼女のことを必要としている人が大勢いました。キム・ヨナさんは神様が備えられた、「困っている人々を助ける人」だったのではないでしょうか。
皆さんの周りにも、誰かしら困っている人がいるはずです。それは会社の同僚であったり、学校のクラスメートだったり、サークルの仲間だったりするかもしれません。また、皆さんの家族の誰かかもしれませんね。
そして、皆さんはヨナさんと同じく、「困っている人を助ける人」として、今、置かれているのではないでしょうか? 今、皆さんの助け、応援、励まし、プレゼント、慰めが必要な方が、誰かいると思います。
今日は「困っている人を助ける人」として、ちょっと考えて、ちょっと動いてみませんか。困っているであろう、あの人のために。
2016年・・・。残りの5日間は、困っているあの人、悩んでいるあの人、励ましを待っているあの人、慰めてあげないといけないあの人のために、使ってあげませんか? 美しい、親切な閉じ方で2016年を終えたいですね。
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【書籍紹介】
篠原元著『100人の聖書』
本書を推薦します!
「他の追随を許さない数と挿話」
――奥山実牧師(宣教師訓練センター[MTC]所長)
「牧師の説教などに引用できて便利」
――中野雄一郎牧師(マウント・オリーブ・ミニストリーズ)
「聖書に生きた偉人たちの画廊」
――峯野龍弘牧師(ウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会)
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