カカ(リカルド・イゼクソン・ドス・サントス・レイチ)
皆さんは、カカさんをご存じでしょうか? ブラジル代表のサッカー選手ですね。自分は野球のことならけっこう話せますが、サッカーのことやサッカー選手のことは、弟や知人の齋藤さんという男性(2人ともサッカーのこと、かなり詳しいです)に代わってもらいたいです。
簡単に言えば、カカさんは一国、いや世界を代表するサッカー選手であり、ワールドカップでも大活躍された方です。あとは、ぜひインターネットなどでお調べください。
そのカカさんが、ゴール時に何をするかご存じでしょうか? 私は、カカさんのなすことを誇りと思い、感動します。
「(前略)ゴールを決めた時には、神への感謝を表すため、両手の人差し指を突き上げて天を指すのはよく知られています。また、ゴール時、『I BELONG TO JESUS』(私はイエスのもの)と書かれたアンダーシャツを見せて、自分がクリスチャンであることを堂々と公言しています」(『100人の聖書』41ページ参照)
カカさんは、「私はイエスのもの」と表明しているといいます。年末に当たり2つ考えたいのですが、先日家族の誰かが「世界中、またこの日本にも奴隷(もしくはそれと同じ状態)の人がたくさんいる」というようなことを言っていました。私自身は、テレビ・ラジオ・新聞などをほぼ全く視聴しない、読まないので、このことは驚きでした。また、全く知りませんでした。
ただ事実、家族が読んでいた新聞には、そのように大々的に書いてありました。何ということでしょうか? このコラムを今、読まれている皆さんは、おそらく誰か(人間)の奴隷ではないでしょうし、奴隷状態で労働を強制されているということもないはずです。しかし、現実的に、誰か(人間)の奴隷となっている、また、誰かのもとで奴隷状態で労働などを強制されている「誰かのもの」となっている方々がいる、しかも日本にもいるということですね。
2016年も残りわずかですが、私たちは自由と、ある程度(最低限)の生き方の自由がありますよね。ただ、それを持たない、奴隷もしくは奴隷状態の方々がいるということを考え、その方々のために祈り、その方々のために今何ができるかを考えて、この年末を過ごしていきたいと思います。
また、私たちは日々、良い時も悪い時も、いつでもイエス・キリスト様のことを表明できているでしょうか? キリスト教徒またキリスト教徒でない方も同じです。イエス・キリストは自由と解放の神であると、聖書は教えています。イエス・キリスト様のことを表明する生き方とは、「自分が、そして全ての人が自由である」と信じて、宣言して、生きざまで表すことです。そこから、あなたの周りの人も、自由になるのですね。
私自身できていないと思います。でも、「できるところで」イエス・キリスト様を、そしてこのお方にある「自由」を表明したい、いや、しなければいけない、この年末の日々であるなと思わされました。
今回は長くなっていますが、私たち一人一人の行い、言葉、表情を通し、イエス・キリスト様のこと、イエス・キリスト様にある「自由」を表明して、2016年を終わらせ、2017年に入りたいですね。2016年、あと10日以上あります。
カカさんのように、「私はイエス・キリスト様にある『自由』な者なんだ!」と表明して、あなたの周りに、この日本中に、イエス・キリスト様の素晴らしさ、イエス・キリスト様にある自由を知らしめ、伝染させていきたいですね!
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【書籍紹介】
篠原元著『100人の聖書』
本書を推薦します!
「他の追随を許さない数と挿話」
――奥山実牧師(宣教師訓練センター[MTC]所長)
「牧師の説教などに引用できて便利」
――中野雄一郎牧師(マウント・オリーブ・ミニストリーズ)
「聖書に生きた偉人たちの画廊」
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