世界中で教会の一致を祈る「キリスト教一致祈祷週間」が、来年も1月18日から25日まで行われる。日本キリスト教協議会(NCC)は16日、来年の開催予定地をまとめた表(第1版)を発表。来年のテーマは「和解―キリストの愛がわたしたちを駆り立てています」で、「どうぞお近くの教会に足をお運びください」と参加を呼び掛けている。
キリスト教一致祈祷週間は、「アトンメントのフランシスコ会」創設者のポール・ワトソン神父が1908年に提案したもの。北半球では伝統的に毎年1月18日から25日に行われる。毎年、世界教会協議会(WCC)とローマ教皇庁キリスト教一致推進評議会(PCPCU)が参加を呼び掛ける小冊子を共同発行している。
今回の小冊子は、来年が宗教改革500年ということから、ルターによる宗教改革発祥の地であるドイツの教会が担当した。日本では、NCCとカトリック中央協議会が、WCC・PCPCU共同発行の資料を基に、▽2017年のテーマの解説、▽エキュメニカル礼拝式文、▽8日間の聖書の黙想と祈り、▽ドイツのエキュメニズムの現状――の内容を盛り込んだ小冊子を発行している。
NCCが発表した表(第1版)によると、これまでに決まっている開催地は、カトリック志家教会(盛岡市、21日)、カトリック茂原教会(千葉県茂原市、12日)、カトリック蒲田教会(東京都大田区、22日)、日本聖公会東京三一教会(同世田谷区、15日)、カトリック横須賀大津教会(神奈川県横須賀市、23日)、日本アライアンス教団福山アライアンス教会(広島県福山市、18日)、日本福音ルーテル教会広島教会(広島市、24日)、カトリック大浦教会(長崎市、28日)の8カ所。開催場所は今後、追加されていく。
小冊子『2017年キリスト教一致祈祷週間』の申し込みは既に終了しているが、PDFファイルは、カトリック中央協議会のホームページで公開されている。