日本福音ルーテル教会と日本カトリック司教協議会は、宗教改革500年を共同で記念するため、2017年11月23日にカトリック浦上教会(長崎県長崎市)で共同企画を行う。日本福音ルーテル教会が24日に発表した。
「マルティン・ルターの問題提起に端を発した宗教改革運動は、結果として世界に分裂をもたらしましたが、もはや『対立から和解へ』との歩みの中にあります」と日本福音ルーテル教会は説明した。「宗教改革から500年の節目の年に、現代世界の争いを想起しながら、対立から平和の実現に向かうモデルを伝え、祈りを合わせる記念企画を構想しました」
これに先立ち、日本カトリック司教協議会会長の高見三明・長崎大司教と日本福音ルーテル教会の大柴譲治副議長は18日、カトリック浦上教会において、宗教改革の始まりの地であるドイツから来日中であったヨアヒム・ガウク ドイツ連邦共和国大統領と面談し、同企画について説明し、協力を要請した。
「ドイツ福音主義教会牧師でもあるガウク大統領は、両教会の歩みに祝福をお祈りくださいました」と、日本福音ルーテル教会は述べた。
日本福音ルーテル教会によると、共同記念企画の概要は次の通り。
宗教改革500年共同記念
<平和を実現する人は幸い>
シンポジウムと記念礼拝
日時:2017年11月23日(木・祝)10:00~15:00
会場:カトリック浦上教会(浦上天主堂)
共同主催:日本福音ルーテル教会・日本カトリック司教協議会
問い合わせは、宗教法人 日本福音ルーテル教会(〒162‐0842 東京都新宿区市谷砂土原町1‐1、電話:03・3260・8631、FAX:03・3260・8641、メール:jelc*jelc.or.jp[*を@に替える]、ホームページ、担当:白川道生牧師[日本福音ルーテル教会事務局長])まで。