ウクライナの国会議員たちが、同国のクリスマスを12月25日(グレゴリオ暦)と1月7日(ユリウス暦)の両方で国民の祝日として祝うことを提案する法案を作った。ウクライナ宗教情報サービス(RISU)英語版が7日に報じた。
同議員らは、その案が多くのプロテスタントやローマ・カトリックのクリスチャンたちの宗教的な必要性を考慮しているだけでなく、ウクライナ社会を一致させることにもなるだろうと考えているという。
同法案は、ウクライナの労働法第73条を修正し、12月25日を休日に加えることを提案している。1月7日はすでに休日となっている。これは、ウクライナ人がクリスマスを12月25日と1月7日に祝うことになることを意味している。
同国文化省の統計によると、2万3172の正教会やギリシャ・カトリック教会、および幾つかの他のキリスト教共同体がユリウス暦に従って1月7日にクリスマスを祝っているが、今日ウクライナには、グレゴリオ暦に従ってクリスマスを12月25日に祝う、およそ1万1千のローマ・カトリック教会やプロテスタント教会の共同体があり、ウクライナにある全ての宗教団体のうちの30パーセントをなしていると、同議員たちは主張している。