キリスト教出版販売協会と仏教書総目録刊行会との初のコラボフェア、「キリスト教と仏教の出会い」が、東京都豊島区のジュンク堂池袋本店で開催されている。キリスト教と仏教の本、約200冊が棚を埋め尽くす。12月4日まで。
キリスト教の棚に並ぶのは、冊子『これだけは読んでおきたいキリスト教書100選』(発行元:キリスト教出版販売協会)に選ばれた100冊全て。同冊子は、「キリスト教についてもっと知りたいが、本がたくさんあり過ぎてどこから読めばいいか分からない」という声に応えて、キリスト教専門の出版社が共同で今年初めて作ったキリスト教書専門のガイドブックだ。同フェアでは、無料で配られている。
一方仏教の棚には、仏教書を発行する出版社9社から成る仏教書総目録刊行会による『仏教書総目録』から選ばれた本が置かれている。数多くの仏教書を、1人でも多くの読者に1冊でも読んでほしいとの願いから作られた同目録は、毎年秋に発行されている。同フェアでは、「温故知新」をテーマに、約4600点の書目の中から70~80冊を選び、並べられている。
ジュンク堂池袋本店では、毎年この時期に仏教書フェアを行っているが、今年は『これだけは読んでおきたいキリスト教書100選』の小冊子が作られたことで、仏教書フェアとのコラボが実現した。同フェアを担当するジュンク堂池袋の井手さんは、「今回のフェアは新しい試みです。ここまで大々的にキリスト教と仏教の本を並べる機会は、今までありませんでした。新しいフェアとしてお客様に見ていただければと思います」と語った。
なお、キリスト教書ガイドブック『これだけは読んでおきたいキリスト教書100選』は、冊子だけでなく、PDFでも見ることができる。