Skip to main content
2026年6月24日22時50分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 社会
イスラム国(IS)

後藤健二さんの思いをつづる著書出版へ 映像ジャーナリスト・栗本一紀さん

2016年11月17日21時40分
  • ツイート
印刷
関連タグ:後藤健二イスラム国(IS)
後藤健二さんの思いをつづる著書出版へ 映像ジャーナリスト・栗本一紀さん+
世界中を舞台に映像を撮り続ける栗本一紀さん。「世界に平和を」。後藤健二さんの言葉を胸に、これからも訴え続ける。

私たちの目に衝撃的なあの映像が飛び込んできた2015年1月20日。それは、過激派組織「イスラム国」(IS)に捕らわれた国際ジャーナリストの後藤健二さんと千葉県在住の湯川遥菜(はるな)さんが、ナイフを手にした黒ずくめの男の横で、シリアの乾いた土の上でひざまずかされている様子をとらえた映像だった。

あの日から間もなく2年が過ぎようとしている。混とんとしている世の中は、さらに悪化の一途をたどり、悲しみと憎悪と若者たちのやるせない思いが渦を巻く深みへと押し流されているように見える。

しかし、後藤さんが身をもって伝えたかった世界平和への思いは、彼を慕い、愛した友人たちの手によって、今も語り継がれている。

映像ジャーナリストの栗本一紀さんもその1人だ。栗本さんに話を聞いた。

後藤さんとの出会いは、2005年。栗本さんが現在も住んでいるパリのカフェだった。同業者として、さまざまな話をしていくうち、すっかり意気投合した2人は、その後もメールやスカイプなどを通して連絡し合い、栗本さんが帰国したときには、東京で食事をしたり、近況を報告するなどして交流を深めていった。

「いつかこの人は、日本人の誰もが知るような偉大なジャーナリストになる」と直感していた栗本さんは、後藤さんの繊細かつ確かな仕事ぶりをいつかドキュメンタリーにして、番組を作りたいと望んでいた。本人ともその話を何度となく重ね、生前から後藤さんとの会話や出来事を日記のようにしてつづっていた。

「まさかこんな形で、日本中、いや、世界中の人々が後藤さんのことを知る日が来ようとは、想像すらしていませんでした」と栗本さんは話す。

後藤さんと最後に話したのは、彼が消息を絶つ直前の2014年10月24日。本腰を入れて、ドキュメンタリー番組の製作に入ろうと、イラクにいた後藤さんとスカイプで話をしたときだった。「こんな映像を撮りたい。こんな番組にしたい」など、2人で1時間ほど熱く話し合った。

「その日は夢中で話していたので、特に彼がどこにいるかとか、これからどこに行くかとかは、聞きもしませんでした。彼が海外にいてあちこち飛び回っているのは、彼にとって『日常』でしたから」と栗本さんは振り返る。

「30日には戻るから、またその時に!」と最後の言葉を交わして、通話を終了した。

翌日、彼からメールが入った。「実は今シリアにいる。昨日は黙っていて悪かった」といった内容だった。

「そっか、シリアなんだ・・・くらいの気持ちで、何も気にもしていませんでした。彼がシリアに行くのは初めてではないし、どうせいつものようにふらっとまた帰ってきて、連絡してくるに違いないと思っていましたから」

しかし、約束の30日になっても連絡がない・・・。にわかに栗本さんの周りもざわつき始めた。「後藤さんが、シリアで行方不明になっている」。そんな情報が、日本から入ってくるようになった。

そして、1月20日。その日は、和歌山県で映画の仕事をしていた。穏やかな和歌山県の美しい街で撮影をしていたその時、1本の電話が栗本さんの元に。「後藤さんがISに捕まっている。公開映像がすでにニュースでも流されている」。想像すらしていなかった最悪の状況に後藤さんが置かれていることを知った。

「助かってくれ」。それだけを祈った。しかし、彼の目に後藤さんは、うなだれるでもなく、命乞いをするでもない、「中継をしている」姿として映った。「後藤さんは、『こんなことがあっていいはずがない』という訴えを、あの映像を通して伝えていたのだと思います。身をもって『伝え手』の仕事をしていたのです」と話す。

事件以降、心の折り合いをつけるのに長い時間がかかった。今もなお傷は癒えないが、いつまでも落ち込んでいては彼に申し訳ないと、前を向いた。

後藤健二さんの思いをつづる著書出版へ 映像ジャーナリスト・栗本一紀さん
子どもたちが栗本さんの背中を押す。(2008年にコンゴ民主共和国で撮影、写真:栗本一紀さん提供)

栗本さんが映像の仕事に携わったのは、大学在学中から。「映像はうそをつかない。文や写真だけでは伝えられないことが、映像では一瞬で伝えられることがあります。そこが映像の面白いところ」と話す。

今もなお、世界中のあちこちを拠点にしながら、映像を撮り続けている。カトリック教徒の栗本さんが信仰を持つきっかけとなったのは、1980年代のブエノスアイレス。スラム街の子どもたちを取材しているときだった。

物もお金もないその街で奉仕をしているのは、カトリックの団体だった。子どもたちへ愛を注ぎ、懸命に仕える彼らに心を打たれた。南米にしばらくとどまっていた栗本さんは、その団体とともに、ブエノスアイレスでボランティアもした。子どもたちと一緒にゴミ山へ出掛け、資源になるものを拾い集めた。

一日が終わると、その資源をゴミ袋に変えてもらい、ごみ袋は街へ持って行くと食べ物と交換してくれた。子どもたちが命を削って生きる姿、カトリックの奉仕者たちの懸命さ、そして教会へ行くと、神父様からのお話に心を打たれた。

1988年、カトリック教会で受洗。南米を拠点にした後は、ニューヨークを経て、現在はパリで活動している。

後藤さんと聖書について話したことはないが、彼は必ず仕事場に「聖書」を持っていくという話は聞いていた。

「彼にはやり残した仕事がたくさんある」。栗本さんは、そう感じている。番組にすることはかなわなかったが、生前から書き溜めていた後藤さんとの会話のやりとりやさまざまな出来事を1冊の本にまとめた。来月末、法政大学出版局から発売される予定だ。タイトルは『ジャーナリスト後藤健二  命のメッセージ』。

「後藤さんとの会話で一番印象に残っている言葉は?」と聞くと、しばらく考え込んだ後、「人間に与えられている幸運の量って、皆、同じなんだよね。僕は、もうその幸運をだいぶ使ってしまったような気がする・・・と話した言葉が忘れられない」と話した。

1冊にまとめたことで、「後藤さんの仕事の続きが終わったわけではない」と栗本さんは言う。これからもライフワークとして、彼の思いを自分なりのやり方でつなげていくつもりだ。「戦争がこの地上からなくなってほしい。平和な世界を次世代へつないでいきたい」と心を熱くする。

著書は、12月下旬には店頭に並ぶ予定。次世代を担う若者たち、小中学生でも読めるよう、漢字にはふりがなが振ってある。「スキャンダラスなことは一切書いていない。平和を願っていた後藤さんとの会話を切り取った本。多くの人に読んでいただきたい」と語った。

関連タグ:後藤健二イスラム国(IS)
  • ツイート

関連記事

  • 映像ジャーナリスト・栗本一紀さん、後藤健二さんを通して平和を語る 津田塾大学クリスマス礼拝

  • 隣人を愛する人 国際ジャーナリスト・後藤健二さん

  • 「後藤健二さんのいのちを守ろう」宗教者祈念集会 宗教の枠超え祈り

  • 【インタビュー】国際ジャーナリスト・後藤健二〜それでも神は私を助けてくださる〜

  • 戦争に行くという意味 後藤健二

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 救世軍清瀬病院が来年3月末で閉院、診療は今年11月下旬めどに終了

  • Gゼロ時代の津波石碑(10)【久保有政氏に聞く】仏教とキリスト教のつながり(前半) 山崎純二

  • 旧統一協会の解散命令が確定、最高裁「必要でやむを得ない」 特別抗告を棄却

  • 日本キリスト教海外医療協力会、新会長に柳澤理子氏 椙山女学園大学教授

  • 日ごとのパンを求めて―ジョージ・ミュラーの生涯(6)フランケの「孤児の家」

  • 神学の限界と突破口(5)第1章 主な論争と解決─「聖霊論」の論争 三谷和司

  • ワールドミッションレポート(6月24日):メキシコ カルテルと伝統の狭間で─暴力に耐えるキリストの弟子たち

  • 「重要な希望のしるし」 世界教会協議会のピレイ総幹事、米イラン覚書を歓迎

  • ワールドミッションレポート(6月23日):東アフリカ 迫害国家への「逆流」─帰国者とアフリカ人宣教師③

  • ワールドミッションレポート(6月19日):インドのムンダス族のために祈ろう

  • 国旗損壊罪の創設に反対、日本キリスト教協議会が声明

  • Gゼロ時代の津波石碑(10)【久保有政氏に聞く】仏教とキリスト教のつながり(前半) 山崎純二

  • 旧統一協会の解散命令が確定、最高裁「必要でやむを得ない」 特別抗告を棄却

  • 救世軍清瀬病院が来年3月末で閉院、診療は今年11月下旬めどに終了

  • 聖書原語への招き─霊に燃え、主に仕えるために(11)パン種の譬えで示す神の国 白畑司

  • 神学の限界と突破口(5)第1章 主な論争と解決─「聖霊論」の論争 三谷和司

  • 両足に6本の指持って生まれた少年、キリスト教慈善団体の医療支援受け走れるように

  • トランプ氏のイラン戦争と移民政策、福音派で評価二分 否定的回答が半数超える

  • 「世界難民の日」 ワールド・ビジョンが8カ国で調査 子ども守る「自立」の重要性訴え

  • 中国当局、秋雨聖約教会の礼拝を摘発 信徒33人を拘束

  • 国旗損壊罪の創設に反対、日本キリスト教協議会が声明

  • 米メガチャーチがビーチで洗礼式、過去最多の2552人が受洗

  • 着工140年以上のサグラダ・ファミリア、主塔「イエスの塔」完成 NHKが特番

  • 「聴く隣人のいるところ」 キリスト教高校の1年間が伝える「自由とは何か」問う大切さ

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(250)未信者とセカンドチャンスに潜む大きな課題 広田信也

  • 神学の限界と突破口(4)第1章 主な論争と解決─「贖罪論」の論争 三谷和司

  • 戦後のキリスト教ブームの中で生まれた口語訳聖書、今にも生きるキリシタン時代の聖書訳

  • 聖書全巻の翻訳、800言語で完成 飛躍的に加速する聖書翻訳

  • 「祈りなくしてリバイバルは起こらない」 日本リバイバル同盟が創立30周年

  • 「ありがとう」か「あたりまえ」か 佐々木満男

編集部のおすすめ

  • 「今、求められているのは、慰めと癒やし」 能登被災者支援でゴスペルコンサート

  • 「祈りなくしてリバイバルは起こらない」 日本リバイバル同盟が創立30周年

  • 芥川賞作家の鈴木結生氏らが登壇、青山学院大学で口語訳聖書刊行70周年記念講演会

  • 四国の教会が教団教派超え一致 「愛と希望の祭典・四国」閉幕、延べ3千人以上が参加

  • 「あなたの人生は、必ずよみがえる」 第63回首都圏イースターのつどい

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • Threads
  • RSS
Copyright © 2002-2026 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.