神はどこにいるのか。
神は、前項記述の通り、霊である(物質でない)ので、人間の目には見えません。それだけでなく、自由自在に伸び広がり、自由自在に素早く移動することができます。
ですから、神は、〔地獄以外は〕どこにも移動して来られるし、移動して来られない所はどこにもないようです。その意味で、神はどこにでもいる、といえるのです。地球の裏側にも、南極にも、深い坑道の奥にも、飛行機の中にも、月の表面にも、北極星の向こうの無限の彼方にも。
逆に、キリストを信じる人間の心の中にも、聖霊の神が移ってきて宿ってくださる。神は、無限の彼方から自身の心の中まで、どこにでもいるのです。このようにどこにでもいることを“遍在”と言います。神は遍在の神です。神は、ご自分のことを次のように語っています。
「わたしは近くにいれば神なのか。――主の御告げ――遠くにいれば、神ではないのか。人が隠れた所に身を隠したら、わたしは彼を見ることができないのか。――主の御告げ――天にも地にも、わたしは満ちているではないか。――主の御告げ――」(エレミヤ23:23、24)
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