東洋英和女学院(東京都港区)は5月30日、同27日の理事会で大宮溥(ひろし)氏が新理事長に同日付で就任したと発表した。
大宮氏は、1966年に東京神学大学博士課程を修了。その後、日本基督教団東中通教会牧師、同阿佐ヶ谷教会牧師、同成瀬が丘教会牧師を経て、現在は阿佐ヶ谷教会主任担任教師代務者として牧会を行っている。また、日本聖書協会の理事長も務めている。
同学院では、評議員(85年〜)、理事(87年〜)、常務理事(2007年〜)を歴任し、今回、新理事長に就任した。昨年12月に病気のため逝去した前理事長・水澤郁夫氏の後を引き継いでの就任となる。大宮氏はこの他、敬和学園理事長・理事をはじめ、東京神学大学理事、明治学院理事・評議員を歴任している。
東洋英和女学院は、カナダ・メソジスト教会(現在のカナダ合同教会)婦人伝道会社から派遣された宣教師マーサ・J・カートメル(1845~1945)により、1884年に設立され、それ以来、今日まで132年間にわたり、一貫してキリスト教女子教育を行っている。開校時の生徒は2人だったが、現在では高等部以下幼稚園まで約1850人、大学・大学院約2450人、計約4300人の在籍者を擁する学院に発展した。