【CJC=東京】バチカン(ローマ教皇庁)広報事務局長官のダリオ・ビガノ神父は、バチカンの広報機関再編が2018年までは完了しないだろう、と教皇庁立聖十字大学で講演した際、明らかにした。カトリック・ワールド・ニュースが4月29日報じた。
広報事務局は2015年6月27日、バチカンの広報諸機関を再編、一括運用を目指して設立された。ビガノ神父が初代長官として任命された。
バチカンの広報事業は、報道事務所、バチカン放送、テレビセンター、日刊紙ロッセルバトレ・ロマノなどがそれぞれ独自に行い、重複も生じ、公衆に語り掛けようとするバチカンにとっては「一つの災難」だったと同神父は指摘、改変は諸機関の合理化とメディア時代にマッチした運用の双方を目指している、と述べた。