【CJC=東京】一昨年と昨年の家庭をテーマにした世界代表司教会議(シノドス)の成果を受けて、教皇フランシスコは使徒的勧告「アモリス・レティティア(仮訳:愛の喜び)」を発表した。
この使徒的勧告は、バチカン(ローマ教皇庁)で開催された「家庭」をめぐる二つのシノドス、2014年10月の第3回臨時総会「福音宣教の観点から見た家庭の司牧的課題」と、15年10月の第14回通常総会「教会と現代世界における家庭の召命と使命」の結論を基礎にしたもの。
教皇はシノドス後のこの勧告を通し、家庭司牧に対する全教会への指針を示した。
使徒的勧告「アモリス・レティティア」は、序章に続く、以下の9章から構成されている。
1章 みことばの光に照らして
2章 現実と家庭の挑戦
3章 イエスに向かう眼差し:家庭の召命
4章 結婚における愛
5章 愛は豊かになる
6章 幾つかの司牧的展望
7章 子どもの教育の強化
8章 弱さを見守り、判断し、補う
9章 夫婦と家族の霊性