「生神女(しょうしんじょ)福音大聖堂」の聖堂修復成聖式と記念祝賀会が5月22日(日)に行われる。平等院鳳凰堂などの古寺社の修復や、京都府府庁旧本館、中国の旧大連市役所などを設計した建築家、松室重光(1873~1937年)によって設計され1903年に建立された。本格的なビザンチン建築としては国内最古のものとされ、京都市指定文化財にも指定されている。
昨年から半年間をかけて、京都市文化財保護課の指導を受けながら14年ぶりの修復工事が行われ、内装や窓周辺の塗装、鐘楼への階段手すりの修理、照明、火災探知機の設置のほか、聖堂外の敷石なども整えられた。
21日(土)に徹夜祷が行われ、22日(日)午前10時から日曜聖体礼儀・成聖式が行われる。
同教会の及川信司祭は、「この聖堂は古都京都の風景にもなじみ、地元の町内の方々にも愛されながら1世紀以上の歴史を経てきました。日本における正教会の木造大型聖堂の基本型ともなっています。新しくなった聖堂にぜひ多くの方に足を運んでいただき、装いを新たにした聖堂で共にお祈りをささげ、お祝いしていただけたらうれしいです」と語っている。
今年2月に行われた同聖堂での祈祷の様子はこちらの記事を参照。
5月21日(土)
午後5時~ 徹夜祷
5月22日(日)
午前10時~ 日曜聖体礼儀・成聖式
(午前9時~ 痛悔機密)
午後1時~ 記念祝賀会(入場無料)
<問い合わせ>
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