神戸山口組系の組員らが乗った車が走行中に、並走する車から発砲されていたことが2日、明らかになった。けが人はなかったが、警察は山口組との抗争に絡む殺人未遂事件として捜査している。時事通信などが伝えた。
同通信によると、発砲があったのは今年1月27日正午過ぎで、場所は中央自動車道長野線(長野道)の松本インターチェンジ(IC)〜安曇野IC間とみられている。後方の車の運転手が目撃。発砲音とみられる音がした後、車の窓ガラスが割れたため、警察に届け出たという。
産経新聞によると、撃たれた車には、神戸山口組系の男性組員2人が乗っており、車内からは弾頭1つが見つかった。鑑定の結果、拳銃から発砲されたものだと確認が取れたという。
中日新聞によると、長野県内では今年2月25日、長野線の松本IC出口近くで、山口組と神戸山口組が関係する傷害事件が起きており、昨年10月には同県飯田市で山口組系幹部が暴力団関係者の男性を射殺する事件が起きている。