京都市山科(やましな)区にある神戸山口組系の暴力団事務所で29日午後4時半ごろ、銃弾4発が撃ち込まれているのが見つかった。けが人はないが、警察は山口組と神戸山口組間の抗争の可能性があるとみて、捜査している。共同通信などが伝えた。
同通信によると、山科区大塚中溝にある事務所の扉や窓に銃弾が撃ち込まれた痕があったという。テレビ朝日によると、扉に2発、扉の横の窓に2発の計4発の銃弾が撃ち込まれていた。同日午前4時ごろには、近くの住民が銃声のような音を聞いたという情報があり、警察が詳しく調べている。
産経新聞によると、銃声のような音を聞いたのは、近くに住む高校2年の男性生徒(17)で、午前4時ごろ、就寝しようとした際に「パンパンパン」という音を聞いたという。しかし、その際は銃声とは思わず、そのまま寝たと話している。
山口組と神戸山口組の抗争をめぐっては、全国で双方の事務所に車が突っ込んだり、銃弾が撃ち込まれたり、火炎瓶が投げ込まれたりしている。