北海道旭川市にある指定暴力団「山口組」の2次団体「旭導会」傘下の「川合興業」の事務所に28日朝、消化器が投げ込まれ、窓ガラスが割られているのが見つかった。警察は、山口組と分裂した「神戸山口組」間の抗争に関わる事件の可能性もあるとみて捜査している。北海道新聞などが伝えた。
同紙によると、消化器が投げ込まれたのは、旭川市2条通15にある川合興業の事務所。28日午前7時20分ごろ、窓ガラスが割れているのを市民が見つけ、警察に通報。確認したところ、事務所内に消化器が落ちており、何者かが投げ込んだとみられている。
事務所は26日午後3時半ごろから無人で、読売新聞と産経新聞によると、2階建ての事務所の1階の窓ガラスが割れていた。事務所は商店街に面しており、商店街に面した窓ガラスが割れていたという。
テレビ朝日によると、旭川市では27日夜、神戸山口組の2次団体「池田組」傘下の「孝昇会」の組員と、旭導会の組員合わせて十数人が、孝昇会の事務所近くでもみあいになる騒ぎがあったという。また、今月3日には、孝昇会の会長宅に旭導会の組員が来るまで突っ込む事件が発生している。