北海道旭川市東旭川町にある市立旭川第五小学校と市立桜岡中学校が供用する校舎で5日午後、屋根の雪下ろし作業をしていたところ、作業員12人が転落する事故があり、1人が死亡、1人が意識不明の重体になっている。NHKなどが伝えた。
NHKによると、この日は午前中から作業員計16人で屋根の雪下ろし作業をしていた。午後1時半前に、うち12人が2階建ての校舎の屋根に登って作業をしていたところ、突然雪が崩れ落ち、12人全員が落下。40代と50代の男性2人が雪の中に埋まり、20〜30分後に助け出されたが、50代の男性が死亡。40代の男性が意識不明の重体となっている。
朝日新聞によると、当時、屋根の上には約2メートルの雪があった。NHKによると、当時は屋根からせり出した「雪ぴ」と呼ばれる部分を落とす作業をしていたという。また、転落した12人全員が命綱を付けていなかったという。