大津市蛍谷の名神高速道路下り線で26日午前9時半ごろ、京福バス(福井市)が運行する高速バスが中型トラックに追突し、はずみで前方の乗用車とタンクローリーに衝突する計4台が絡む事故が発生した。この事故で、高速バスの男性運転手(51)のほか、バスの乗客や乗用車に乗っていた人など計8人がけがをした。朝日新聞などが伝えた。
同紙や共同通信によると、現場は片側2車線の直線道路で、瀬田西インターチェンジ(IC)近く。追い越し車線を走行していた高速バスが中型トラックに追突し、相次いで他の2台に衝突したという。
バスには乗客32人が乗っており、同通信によると、バスの運転手と乗客5人、乗用車の2人の計8人がけがをして病院へ搬送された。運転手は足の骨を折った疑いがあるが、他の7人は軽傷とみられるという。時事通信によると、バスの乗客でけがをしたのは10〜60代の女性4人と20代の男性1人。乗用車の2人はいずれも50代の男女だという。いずれも命に別条はない。
事故を起こしたバスは、JR福井駅を午前7時10分に出発し、同10時40分に大阪・梅田に到着する予定だった。