兵庫県加古川市で12日午後4時半ごろ、交差点を渡ろうとしていた6歳の男児が、観光バスにはねられ死亡する事故があった。この事故で、警察は13日、バスの運転手をひき逃げ容疑などで逮捕した。産経新聞などが伝えた。
同紙や日本テレビによると、事故は12日午後4時半ごろ、加古川市別府町西脇の県道交差点で発生した。近くに住む浅田凌空(りく)君(6)が交差点を横断中、観光バスにはねられ、病院へ運ばれたが死亡。バスを運転していた足立久二男容疑者(60)=兵庫県丹波市=は、凌空君をはねた後、約300メートル走行したところで、事故を目撃した車のクラクションで呼び止められ現場に戻ったという。
足立容疑者は、何かに当たったことには気付いたが、人とは思わなかったなどと話し、容疑を一部否認しているという。
同紙によると、現場は信号機のある見通しの良い交差点で、凌空君は徒歩で横断歩道を渡ろうとしていたところ、左側から来たバスにはねられたとみられている。一方、凌空は赤信号で横断しようとした可能性があるという。
読売新聞によると、足立容疑者は兵庫県加東市の観光バス会社「あすなろ観光」の社員。