東野(とうや)交通(宇都宮市)は20日、同社の運転手が、自身が運転するバス車内で盗撮をし、県迷惑防止条例違反(盗撮)容疑で逮捕されたことを発表した。NHKなどによると、逮捕されたのは吉沢隆行容疑者(51)。吉沢容疑者は調べに対し、容疑を認めているという。
東野交通の発表によると、盗撮があったのは宇都宮東武19日午前8時20分発益子行きのバスで、バス車内の運賃箱付近にカメラのようなものがあったと乗客が警察に通報。盗撮の疑いがあるとして、終点の益子駅前で警察が検証したところ、盗撮の事実を認めたため逮捕した。
NHKによると、カメラは布のようなもので包まれ運賃箱付近に設置されていたという。産経新聞によると、カメラに気付いた客が問い詰めた際、吉沢容疑者はセンサーだと答えていたが、警察が確認したところ、女性のスカート内が映った映像が入っていたという。
東野交通は、「お客様に大変ご迷惑とご不快の念をおかけしましたことを深くお詫び申しあげます」と謝罪。今後、コンプライアンス教育とモラル教育を徹底するとし、また警察の捜査に全面的に協力していくとしている。