依頼人の遺産約1000万円のうち約430万円を着服したとして、説田正幸弁護士(39)=愛知県春日井市=が7日、業務上横領容疑で逮捕された。共同通信が伝えた。
同通信によると、説田容疑者は、2014年7月に83歳で亡くなった男性から、遺言執行者として遺産約1000万円を預かっていた。しかし、いつまでたっても遺産を受け取れないことから、男性のめいの娘である大阪市の女性(25)が警察に相談し、昨年12月に告訴していたという。説田容疑者は認否を保留している。
日本弁護士連絡会によると、説田容疑者は愛知県弁護士会所属の弁護士で、事務所は名古屋市港区の説田法律事務所。