広島県福山市の市立本郷小学校のグランドで、実弾のようなものが見つかり、学校は4日、全校児童を一斉下校させる措置を取った。警察は実弾かどうかの鑑定を進めており、銃刀法違反の可能性もあるとみて調べている。山陽新聞などが伝えた。
同紙によると、見つかったのは長さ約3センチと約4センチの2つ。3日午前の休み時間に、3年の女子児童がグランドの脇にある倉庫の入り口近くで見つけ、翌4日午前に校長に渡したという。共同通信によると、女子児童がポケットに入れて持ち帰ったと話したため、校長が受け取ったという。
一方、同通信によると、見つかったのは未使用の実弾とは異なる特徴があり、土産用のレプリカの可能性があるという。しかし、2つとも薬きょうがあり、火薬も入っていることから、実弾と同様に発射可能であれば、銃刀法違反の可能性もあるという。