スーパー「食品館あおば」を運営する「ビック・ライズ」(横浜市)の元役員2人が、架空計上により裏金3億円以上をつくり、私的な生活費などに充てていたという。読売新聞が25日、伝えた。
同紙がビック・ライズの説明として伝えたところによると、元役員2人は、実際には働いていない複数の知人名義の人物に架空の給料を支払ったり、実際には商品を運搬していない運送業者に架空の外注費を支払ったりする手口で、裏金をつくていたという。裏金の存在は、東京国税局の税務調査で発覚した。
ビック・ライズのホームページによると、同社は横浜市を中心に東京都と神奈川県内でスーパー27店舗を展開。東京都大田区にある羽田空港近くの店舗は「ビッグライズ羽田店」となっているが、それ以外の店舗は「食品館あおば」のブランドで展開している。
年商は342億円(2014年10月決算)で、従業員は社員287人、アルバイト・パート1100人。