高松市東山崎町の高松琴平電鉄(ことでん)長尾線の踏切で21日午前11時半ごろ、電車と軽乗用車が衝突する事故があった。この事故で、軽乗用車は約4メートル下の春日川に転落した。朝日新聞などが伝えた。
同紙などによると、現場は春日川の堤防上にある市道と、川を渡る線路が交わる踏切。遮断機と警報機があったが、軽乗用車を運転していたパート従業員の女性(65)=高松市=は、「ぼーっと」していたと言い、気付いたら踏切の中に入っていたと話しているという。
女性は車と一緒に春日川に転落したが、左足に軽傷を負っただけで、命に別条はないという。電車には乗員2人と乗客29人が乗っていたが、いずれもけがはなかった。警察が詳しい事故原因を調べている。