長野県軽井沢町の国道18号・碓氷バイパス入山峠付近で15日午前2時ごろ、スキー客を乗せた大型観光バスが崖から転落する事故があった。これまでのところ乗客乗員39人のうち、11人の死亡が確認され、28人が重軽傷。NHKや朝日新聞が伝えた。
転落したのは、群馬方面から長野方面に向かっていた大型観光バス。スキーツアー専門店「キースツアー」(東京都渋谷区)が企画したスキーツアーの客が乗っていた。キースツアーによると、バスは14日夜に東京を出発し、長野県・北志賀高原へ向かっていた。
事故現場は長野と群馬の県境付近で、上り2車線・下り1車線の緩いカーブ。バスは下り車線を走行中、対向車線をはみ出し、ガードレールを突き破って道路右側の崖から転落した。時事通信によると崖下5〜6メートルに転落。乗客から110番通報があったという。
NHKによると、事故当時、道路は凍結しておらず、積雪もなかった。警察が事故が起きた詳しい状況と発生した原因を調べている。
入山峠は、長野と群馬の県境に位置する峠で、標高1038メートル。碓氷バイパスは、国道18号の全長23キロのバイバスで、群馬県安中市で現道と分岐し、長野県軽井沢町で軽井沢バイパスと接続する。