【CJC=東京】教皇フランシスコは12日、キューバを訪問しているキリル・モスクワおよび全ロシア総主教と、ハバナのホセ・マルティ国際空港で歴史的な会見を行った後、メキシコ司牧訪問に向かった。
バチカン放送(日本語電子版)によると、教皇は同日夜、メキシコ市のベニート・フアレス国際空港に到着した。
13日午前、教皇はメキシコ市の国立宮殿(パラシオ・ナシオナル)で歓迎式に臨んだ。宮殿内で教皇は大統領と会談。続いて、メキシコ各界要人・同国駐在外交団にあいさつした。この後、司教座大聖堂でメキシコの司教団と会談した。夕方からは、グアダルーペの聖母巡礼聖堂でミサを行った。
14日午前、教皇はエカペテックへ。15日はトゥストラ・グティエレス、サン・クリストバル・デ・ラス・カサス、16日モレリア、17日シウダー・フアレスの刑務所を訪問後、教皇は、シウダー・フアレス国際空港から出発、18日午後、ローマに戻る予定。
教皇はローマからハバナに向かう特別機の中で報道陣にあいさつ、特にコロンビアの記者の質問に対し、現在進行中であるコロンビア政府と、左翼ゲリラ、コロンビア革命軍(FARC)の和平交渉が成立するならば、2017年にでも同国を訪問するつもりがあると語った。